プロファイリングについて実際の事件を元に紹介されています。なぜ犯行に至ったのか、誰が、いつ、どこで行ったのかなど、一般の人向けに書かれた書籍で読みやすい本です。
表現が晦渋ですから、かなりの本好きにしかお勧め出来ませんが、ここまで考えを突き詰めた人がいたのかという深い感銘とともに、人生という時間軸の中で一度は読んでもらいたい本です。
政治・経済・貨幣・階級・資産・陰謀・説得・発明・求愛…そういったおよそ人間の行為全般が、感情・信念・観念・心理・善悪・自己確認・無意識といった修辞的力学により解明されていきます。修辞力は世界にいかなる作用をもたらすのか…それを語ることはそれをどう使うのかという事例をひたすら列挙するしかなかったのだと思います。
言語というアルゴリスムの仕様書を読むようですが、そのアルゴリスムには半ば失われた古の英知が取り出されるのを待って封じ込められています。
単なる仕様書ではありません…半ば埋もれていた自分の無意識まで照射され、人生と社会がまるでビッグバンの逆回転を見るように最小単位の修辞的要素(動機と意味)に還元されていきます…これぞ哲学書の醍醐味でしょう。
自分の好きなアルバムなのですが、曲目リストが5曲しかなかったり(正しい曲目は商品画像2枚目を参照)、レビュー数が0だったりと寂しいので、つぶやき程度のレビューをします。
リリースは1995年の1stアルバムで、MATT(SELFの名の通りこの人が大体なんでもやっている)のお兄さんがギターを大きめに録音したので、結構太くて歪んだグランジ気味のサウンドなのとこれ以降の作品で見せるようなPOPさが合わさっていて、SELFの中でも評価が高いアルバムのようです。
全おもちゃの4th"ギズモジェリー"(日本盤ライナーノーツの情報が秀逸)やノーギターで作ったからお兄さんに怒られたという2nd"The Half-baked Serenade"(amazonのMP3で入手可能)もお気に入りだけど、グランジも好きなので、個人的には一粒で二度おいしい作品です。
ちなみに、近々オリジナルアルバムが出るという噂なのでゲットする予定です。
デザイン参考としてはなかなか使える1冊だと思います。
私はペーパークラフトをやっているので自分で図案を書くことがあるのですが、その参考資料としては使える1冊だと思いました。
あと、門扉のデザインが好きな人にはなかなか楽しめる本だと思います。
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