アニメシリーズの中で、大きな転換点となる第8話と第9話を収録
第8話は、サービスシーンがいっぱいの、華やかな内容。日頃民間護衛組織に勤務する女の子たちの、女の子らしい一面がたくさん見られる話となっています
そして続く第9話は、新キャラクターの登場により、物語が大きく動き始めます。休暇を満喫した主人公たちパスカルメイジのクルー。未だ休暇気分を引きずる面々を取り巻く世界では、海上テロリストが横行する世界が大きく動こうとしている−
タクティカルロアというアニメの、女性キャラクターが魅力を振りまく華やかな話と、海上テロリストに対峙して世界の安定を図るというシリアスな話という二面性が同梱しているのが、この巻です
この作品のファンであるならば、オーディオコメンタリーにターニャ・L・コジマ役の三宅華也さんが参加されているのは気になるところではないでしょうか。キャラクター人気投票でも上位にランクインしたターニャを演じる三宅さんが、役を離れて声の出演をしたのはこれが初めてとか。要チェックです
トラック1ですが、yozuca*さんが歌っている曲「サクライロノキセツ」のremix曲のアレンジを担当していた斎藤真也氏が作・編曲を担当しています。テクノ調、トランス調のアレンジに定評がある氏ですが、今回は、前面にバンドサウンドを押し出した、どことなく爽やかで疾走感のあるメロディとアレンジになっています。エレキをきかしてハード目にしているあたりが氏らしいところですね。そんな曲を歌っているyozuca*さんですが、声も歌い方も曲にぴったりな感じで良かったです。
トラック2は、yozuca*さん自身の作詞・作曲です。切ない感じで、バラード調の曲です。残念ながら、こちらは新鮮さを感じることは出来ないと思います。
そうではありますが、トラック1だけでも十分に満足出来るのではないでしょうか。
『タクティカルロア』の売りである日常パートと戦闘パートのメリハリがこのBGMによって際立っています。
日常パートではゆったりとした落ち着ける曲が多く、
戦闘パートでは緊張感のある曲が多く収録されています。
どの曲も雰囲気を引き出す良い曲ですが、少し同じような曲が多いことから星四つの評価となりました。
yozucaの声や歌詞は親しみやすい感じなので好きです。が、このアルバムはなんとも微妙な…前回が良すぎたせいか、物足りなさを感じました。ゲームやアニメの曲などには期待していなかったのでアルバムの曲にかけていました。…が、微妙でした。yozucaの曲は切ない感じの方が好きなので、月のヒカリやコーヒーは良かったです。ですが今回は全体的に聴くと、グッとくるような曲はありませんでした。
この作品は現代海戦アクションを題材としている珍しい作品です。 異常気象による海面上昇と大気流の不安定化に端を発する第二の大航海時代を舞台に、台頭する海賊に立ち向かう女性だけで運用される民間護衛艦の奮闘と、クルーの葛藤、恋愛を描いた作品です。 このアニメの評価されるべき点は、現代の艦対艦戦闘を徹底的に研究してその魅力を最大限引き出した事と、創りこまれた世界観・兵器考証、人物背景だとおもいます。 ストーリーは、女性の社会進出に対しての男性社会の現実を皮肉っていてとても興味深いし、当時先進国の軍隊では珍しかった前線部隊で戦う女性を真面目に考証して人物背景に反映しているので説得力がある。時代を先取りした兵器郡は近未来海戦SFの名に恥じないもので、近年になって現実に先進国海軍で実現された装備がちょこちょこある程です。 しかし、放映された時期が「電車男」や「涼宮ハルヒの憂鬱」等が放映されて、社会のサブカルチャーへの関心と興味が高まった時期だったせいなのか、ストーリーの方向性が迷走した感があり、特に日常パートではそれが顕著だった。 第一に主人公は一応男性なのですが、このキャラクター、人物背景が非常におざなりで何らかの要因で後から付け足されたキャラっぽさがあふれているうえ、戦闘や海の上(船に同乗しているにもかかわらず)では、まったくと言うほど登場せずに港などの陸になると思い出したかのように登場する。 第二にストーリーの大筋は近未来SFなのだが、日常パートではお色気シーンを乱発したりするなど「フルメタル・パニック!?」に代表されるようなライトSFを無理やり、当時流行していた萌えアニメにするために無駄な努力をしていたりする。(スタッフですらそれを公認しているほど) だが、その中でも光る名作足りえる脚本がすばらしく、特に主人公の男と艦載機のパイロットとのラブストーリーは前述の短所を差し引いてもおつりが来るほど良い脚本だったと思う。ただ、主人公の義理の姉との三角関係も後付けシナリオな印象が強くここも評価につながらなかった要因の一つだと思われ? 個人的にはとてもいい作品だと思うのですが、長所と短所がお互いを相殺してしまい、視聴者の評価が分かれてしまう作品となってしまった。 お色気シーンに目を瞑れば良作という特徴的な作品だと思います。
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