~それはそれは!まさにキングコングの対抗馬?的な役割を果たしてくれた映画ですな。普通は二番煎じでコケるんですが、僕的には全然コケてません。でも全体のおおまかな流れはキンコングのパクりです。どっかの村かなんかで原人が登場。都会に連れてこられる。最後はビルに登る。って感じですが、キングコングと違うのはヒロインが本当に「ウターン(たしか原~~人はこんな名前だった)」と友達だという事ですかね。だから原人が金儲け主義の人間に使われるのを悲しんでます。キングコングのヒロインのように有名になりたい野心はありません。そのあたりが、観てる人に原人への同情をかうでしょう。あと、余談ですが、特殊メイクはやはり本家にはかなわないようです。僕はこの映画を初めて観たのはTV放送で、当時小学生で~~したが、ビデオに録画していて、何回も原人の叫ぶシーンをスローモーションで見てたら、口の中に人間の口が見えてました(暴露!)。~
主人公の女性はマッサージ店で働く美人。腕は店でもトップクラス、客あしらいもうまいが、自分の性欲にも素直でちょとお酒が好き。 いろいろあって妊娠するが、子どもの父親がどちらかわからない。一方は窓ふきが仕事の貧乏な夫、もう一方はマッサージ店の金持ち社長。 普通なら中絶だし、夫婦は離婚するかもしくは店を辞めて社長とは二度と会わないという展開になるところだと思うが、人生とお金が同じくらい価値を持つ中国だと話は変わってくる。 貧乏夫婦はお金が欲しいし、金持ち社長は子どもがほしいという事情から、予想もしない条件の契約が成立する。 これは、お金の価値が非情に高い国というか、貧富の格差がものすごいいうか、ギリギリで生きている人が多い中国だからこそ成り立つ物語のように思った。 しかも異常に子どもを可愛がるもの中国人の特徴で、そのへんも良く出ている。 昨今の日本は格差がどんどん広がり、ギリギリの底辺でクラス人も増えているから、遠からず日本でも「ありえる話」になるかもしれない。
モラルとか性道徳という視点から見たら、全員論外なんだろうけど、意外にリアルで、それぞれの気持ちに納得できる映画だった。よくできた映画。 恋愛や結婚について議論する際の題材として、強くお勧めしたい作品。 主人公の女性が自己主張が弱いところがちょっと意外。中国人女性にもいろんなタイプがいるってことでしょう。
スコアラーという裏方役として、実に四半世紀も阪神タイガースを支えてきた三宅博さんによる初めての著書。北京五輪でも星野ジャパンのスコアラーを務めた情報の収集および解析のノウハウ、そうしたデータを実際にプロの試合に活かす方法などが微に入り細で解説されている点は期待以上でしたし、投げる、打つ、守る、走るに関して、野球というスポーツを観る眼に新しい要素を加えてくれる一冊だと思います。今現在もプレーしている全国の野球人にも非常に参考になるのではないでしょうか。 しかし、本書の楽しみはマニアックな面だけにあらず、とでも言うべきでしょうか。ユニホーム組の球団関係者の中で、最も近い位置から阪神タイガースという人気球団を見てきた三宅さんだけが知りうる秘話が、第5章「阪神を変えた3人の名将」と第6章「思い出のスコアシート」に凝縮されています。スコアラーという職業を通して語られる野村克也氏の功罪、三冠王ランディー・バースの隠された素顔、日本一になった1985年の裏話などは初めて見聞きするものばかりでしたし、第1章「拝啓 和田豊様」からはBクラスに甘んじた昨シーズンから一転、和田豊新監督に率いられる今シーズンの阪神タイガースが優勝争いに絡んでくるのでは、という期待感がひしひしと伝わってきます。 野球というスポーツを愛する人間への実用書として、そして虎党を含めた野球ファンを満足させるノンフィクションとして。2つの顔をもつ読み応え十分の一冊だと思います。
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