ギャロッピン・ガウチョ(1928)
1928年に公開されたギャロッピン・ガチョウです。 一般的に「蒸気船ウィリー」がトーキー・アニメーションの最初の作品といわれていますが、それよりも前に製作された「プレーン・クレイジー」「ギャロッピン・ガチョウ」にミッキーは出演しています。なので本作品はウォルトディズニー作品の一作目となると思われます。ただ公開されたのが早かったのは「蒸気船ウィリー」の方だったようです。
特典映像で監督の息子が登場しこの作品について話していますが、その中で印象的なのは、「父の素晴らしいところは、映画を見る観客の知性を尊重し、信じて疑わなかった事です。だからこそ手抜きをしないで何年もの期間をかけてこの作品を作り上げました。」このあたりに、現代のハリウッドの監督にない職人魂を感じます。今の興行成績優先のハリウッド映画って、なんか観客を小馬鹿にしたところってありませんか?