浅田次郎 作家・日本ペンクラブ会長 2011.7.8
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楽しい古事記 (角川文庫)

古事記といえば、神々や天皇について書いてある本。日本のことだし興味はあるけど近寄り難い、そんな私のイメージを砕いてくれた本です。

面白おかしく書いてあり、1300年も昔に書かれたとは思えないほど、あちこち共感出来て一気に読めちゃいます。
共感出来たり失笑してしまうところがあるのに、日本の神々は本当に人間に近いんだなぁと改めて感じました。
意地っ張りだったり情けなかったり、恋愛にしてもご機嫌をとったり嫉妬したり。そこがまた魅力的なのでしょうが。

面白く読めて、よく聞く神々や伝説上の人物について詳しくなって、お得な気分になれる本です。内容的には、専門書としてより初心者の入門書という感じです。

古事記は難しそうだからと敬遠していた人には、是非オススメしたい本です。



イソップを知っていますか (新潮文庫)

イソップ。巷間よく知られている名前だが、イソップとは誰かを正確に説明できる人はまずいないだろう。僕なんて、グリムやアンデルセンのような童話作家だと思っていた。その意味では、このシリーズタイトルにドンピシャのテーマだ。がしかし、阿刀田氏がこれまで手掛けてきたギリシャ神話や聖書、シェークスピアなどに比べて地味ではある。

それでも、僕は面白く読んだ。聖書やコーランのそれに比べると、地味だけど気軽さがあっていい。その気軽さが、阿刀田氏が昔よく書いていたショートショートの味わいにも通じて、氏の作品世界になじんでいる。軽妙なディスクジョッキーのようにイソップ寓話を次から次へとさばいていく手腕も、久々に水を得た魚のよう。

ときどき現代の作家の目で加えられる突っ込みも楽しい。しかしこれらの寓話群は紀元前にルーツがあるだけに、お話としては実にプリミティヴだ。やがて後世のクリエイターたちが、新時代の価値観や市民感情に即した「小説」をものしていくことになるわけだが、小説を「ノベル(新しい)」というのはそのためだとか。なるほど、と目からウロコが落ちた。

ひとつ腑に落ちないのは、「アリキリギリス」の紹介はあるのに、それと並んで有名な「北風と太陽」「ウサギとカメ」「金の斧」などの紹介がないこと。有名すぎて割愛したのかもしれない。あるいは、底本とした2冊に載っていなかったのかもしれない、などとも考えてみる。それにしても、まったく言及がないのは不思議だなあ。



短編小説のレシピ (集英社新書)

 短編小説を得意とする作家阿刀田高が向田邦子ほか十人の作家の短編を題材に短編の構造と技法を語る。

 同じ短編作家として創作に至るプロセス、テクニックについての視点が鋭く、作家を目指している人にとっては非常に役立つ内容。また素人にとっては良き読書案内になっていると思う。小生が感銘を受けたのは向田邦子。短編連作の連載順序を調査し、作者の意図を探る点は非常に面白い試みであると感じた。今一度連載時の順番で読み直したいと思う。



シェイクスピアを楽しむために (新潮文庫)

シェイクスピア文学を真面目に学ぼうというのでなければ、とっても面白い本だと思います。
独特の語り口に引き込まれ、一気に読みました。
例えるなら、「高校の歴史の先生が、授業からちょっと脱線して熱く語っているのを、聞いている感じ」の本です。
シェイクスピアの特徴が、なんとな〜く、ざ〜っくり、分かります。
劇作家(シェイクスピア)と小説家(著者)の視点の違いについて、折に触れて語られているのも、興味深かったです。



七つの危険な真実 (新潮文庫)

 真実というのは、明らかにされた方がいいものと、誰かの幸せのために、隠されたままの方がいいものがある。真実がわかることによって救われることもあるし、絶対に明かしてはならない、それこそ墓場まで持っていかなくてはいけない場合がある。作品によって、真実が明かされるものとそうでないものがあるのだが、どの作品も読んだ後にほっとするのは、その結末がみんなにとってふさわしいものであるからだと思う。

 なかでも乃南アサさんの『福の神』が一番ぐぐっときました。以前、別の短編集で読んだことのあった作品なのですが、改めて読んでみると、心にしみます。もしかしたら、自分が母親になったからかもしれません。小料理屋を舞台にした静かな作品ですが、女将の心情がよく描けていて、これだけの短い作品なのにすんなり感情移入してしまい、最後はほろりと来ました。

 これだけの作家の作品が一度に読める。それだけでもお得ですが、なにより短編というのがいい。短編で、読者をあっと言わせるのは結構大変なことだと思いますが、これらの作品がすばらしいのは、登場人物の描き方。短編でも、その人たちの人となりがよくわかり、その結末に納得がいくというのは、さすが一流作家。

 文庫オリジナルアンソロジーですから、読んだことのない作家の作品を読んでみたり、新しい”お気に入り作家”を探すのにもってこいでしょう。

 



浅田次郎 作家・日本ペンクラブ会長 2011.7.8


Jiro ASADA, Author, President, The Japan PEN Club 日本ペンクラブ会長に就任した浅田次郎氏が記者会見し、ペンクラブの活動を話し、質問に答えた。 司会 日本記者クラブ企画委員 井田由美(日本テレビ) 日本ペンクラブのホームページwww.japanpen.or.jp ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2011年8月号に掲載) 若い会員増やし活力あるクラブに阿刀田高さんからバトンを受け、日本ペンクラブの第16代会長に就任した。「歴代会長に比べれば若造」と語る59歳。「誰かがやらなければならない」と重責にも気負いはない。 英国に本部を置く国際ペンの日本センターとして1935年に創設され、作家や詩人、編集者、随筆家ら1860人の会員を擁する。初代の島崎藤村をはじめ、正宗白鳥、志賀直哉、川端康成ら日本を代表する文学者が会長を務めてきた。 「先人が築いてきたことを維持し、次の世代に引き継ぐことが大事」ときっぱり。戦争の悲劇を二度と繰り返さないとして創設された歩みを紹介しつつ、「平和の破綻は、言論・表現の封殺から始まる」と強調した。 「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞を受賞し、映画化、テレビ化された作品は多い。日本の大衆小説の伝統を受け継ぐベストセラー作家であり、「蒼穹の昴」など壮大な歴史小説に圧倒され、浅田ワールドにはまった読者も多いに違いない。 会社での労働組合や大学の自治会、それに地域のお祭りを支えている人たちといった「みんなのために無償で何かをする団体は必要」と訴える。「集団主義が良い意味で日本の文化をつくってきたのに、若い世代では希薄になっている」と残念がる。ペンクラブには「正当に議論する空気そのものが温存されている」ところが好きだという ...
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阿刀田高さんの本を読みたいのですが、何がお勧めですか。教えてください。

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阿刀田高さんの本で何かオススメはありますか

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