「中退しないと大物になれない」と言われる某有名大学文学部で、作家の「家庭環境」や「魂の叫び」についてグダグダと講義する教授に幻滅し、文学専攻選択を後悔していた頃に出会いたかった本。読書指南書としても勿論素晴らしいが、「本を読むこと」とは何かと考えさせられた。 推挙される作家/作品には意図的な偏りがあるが、あなたが「柄谷行人」「フーコー」「レヴィ・ストロース」等のキーワードに引っかかりを感じるのなら、きっと本書の偏りに思わずニヤリとしてしまうだろう。 帯の「これを読まなければサルである」という言葉、序文に続く、「反時代的『教養』宣言」など、挑発は続く。しかしこの本の意図は奇をてらったものでなく、非常に素直なものである。それは「ヒト」が思考し、議論す!ための共通の基礎となる「場」を提供することと、その場に立つための方法としての読書指南である。そして並んだ書名から推測して、「場」への道は相当刺激的なものとなるだろう。 学校教育にうんざりしている学生の皆さん、学校なんて大したこと教えてくれなかったと嘯いている社会人の皆さん、円周率が3となってしまった日本の「知」を危ぶむ全ての方々、是非この本を読んでリテラシーを蓄えましょう。
長谷川理恵さんはお風呂の中で本を読むそうですが、 残念ながら私にはそれはできません。
だって大切な本が水に濡れてしまうじゃないですか。
長谷川さんのやる読書法習うやってみたいとは思うのですが、 これにはちょっと勇気が出ませんね。
ですが、この本自体はすごく好きです。
特に巻末の長谷川理恵さんのオススメ20冊(だったかな?)はかなりいいセレクト。 実際に読んでみると、いい影響を受ける本ばかりでした。 ぜひ参考にしてみてください。
商品の説明には「書物を読むことの面白さ、楽しさをやさしく語った読書入門」とあり、本書のイントロにもそういう趣旨が書いてある。しかし内容は、書物で語る心理学入門である。「自我」という難しい訳の原語は実は「それ」ということだ、ということから始めて、実際に講演した4回の内容をもとに「私と”それ”」「心の深み」「内なる異性」「心−おのれを超えるもの」という構成で語っている。各章ごとに質疑応答も簡単に紹介されていて、自分も河合先生の講義を聴いているようだ。内容は面白かったが、それぞれで紹介されている書物は少し難しそうで、私にとっての読書入門にはならなかった。
ハートで感じる英文法は、DVDで映像で、音声の説明で聞いたほうが、感じやすいことは確かです。手っ取り早く何度も繰り返しながら見るのに最適。昼休みに繰り返し見ています。
但し、書籍と違い書籍のすべてを説明しているわけではないので、あとで書籍で補う必要があるかもしれません。
いずれにしても、見て楽しいので気に入っています。
デザインは最高。遊び心をくすぐる。みやすい。惜しむらくは、ベルト、これだけ太いとしめるのがなかなか大変。パチン止めの方が、ベルトの革がしわしわしなくていいと思う。それ以外はいうことなし。
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