値段もヘヴィーですが、 それに似合う以上に内容もヘヴィーな1冊。 当然、重さもかなりのものです。
初出の写真も多く、 新聞やポスターなど 当時の資料も豊富。 写真ごとに解説がついているのも素晴らしい。 かなり資料性の高い出来です。
メンバーだけでなく、 ライヴの様子、記者会見の様子、 それに移りこむファンたちの様子から、 60年、70年の狂乱振りが伝わってきて まるで時代を切り取ったかのような 雰囲気が大いに伝わります。
80年代以降少しずつ写真が減りますが、 バンドの全盛を考えた比重の置き方でしょう。
カッコよく歳をとっていることが 本当によく伝わってきます。 おじさん、じいさん時代も、本当にカッコいい!
とにかくファンなら買って損のない 家宝となりうる1冊であることは、 間違いないでしょう。
こういう話し方、態度の人はこっけいだよ、という事例を集めている。体系的な整理ができているわけではなく、思いつくまま並べたように思える。事例の中に「根拠を言わずに決めつける」「ケチばかりつける」「少ない情報で決めつける」というのがあるが、この本の内容自身があてはまるのでは?と思ったりもした。 ただ、ナンシー関さんのようなひねりがあれば、一つのぼやき芸、おちょくり芸として成立するのかもしれない。
オープニングはアンコールで演奏される「Don't Do It」。 よってラストの「I Shall Be Released」のあと、また最初に戻って「Don't Do It」を見れば、ラストワルツは永遠に続くのだ。
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