隣の姉の部屋から漏れ聞こえてくる何とも心地の良い音楽は、ロックやポップスという言葉すら知らない当時まだ小学校低学年生だった私を、たちまちのうちに虜にしてしまった。姉に尋ねると「アバ」というんやで。ごっついえーやろ〜!と教えてくれた。その時既に完全にアバフリークになっていた姉の影響で、むさぼるように聞いた珠玉のポップソングの数々・・「チキチータ」「スーパー・トゥルーパー」「ノウイング・ミー・ノウイング・ユー」「ギミ・ギミ・ギミ」「ロック・ミー」「ウィナー・テイクス・イット・オール」「サマー・ナイト・シティ」「マネー・マネー・マネー」「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」・・あれからもう25年程の時が流れ、その間洋・邦問わず数え切れない膨大な量の音楽と接してきて、子をもつ親となった現在に、真っ先に「我が子に聞かせてやりたい」と思ったのがこのアルバムだった。多くのかたが述べられているように、国境や世代、時代すらこえてこれほどまでに多くの人々から愛される音楽というのはもう奇跡といっても過言ではないようにすら思う。本当に良いものは割と自然に時代をこえて語りつがれていくが、アバの音楽は国境すら超えている。ここが本当に凄い。いま聞いてみて思うのはやっぱり心を明るくしてくれる楽曲が多いとうこと。聞いていてHAPPYな気分になれる曲が多い。どんな時代でも、どこの国でも、不幸を望む人などいるわけがない。誰しも幸福になりたい。だからアバの音楽が愛されるのでしょう。奇跡的にハイグレードな数々の楽曲の中で、一人の人間として、歌い手である自分の誇りを高らかにうたい、また音楽という表現・芸術に対する畏敬の念を歌った「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」は、感動という言葉以外見つからない。「I’ll ASK IN All HONESTY」というフレーズに込められた彼らの熱い思いは今も世界中の人々に伝わっていると思う。
ミレニアムは本を読む前に映画を観ました。
映画もすごく面白かったので、原作を読みたくなり
購入しました。
想像以上に良かったです。おかげで今はスウェーデンミステリーに
どっぷりはまっています。
始まりはミレニアムでした。
最近では、翻訳サスペンス、ミステリが読まれなくなっていますので、公開時もあまり話題になりませんでした。
最近の人は、原作者のジム・トンプソンはもちろん、レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウもミッキー・スピレーンのマイク・ハマーも知りません。
主演がケイシー・アフレックスというのも、ハマり役でしたが、マスコミ的にはちょっと弱い。
ジェシカ・アルバ、ケイト・ハドソンも出ているのですが・・・
有名人が薦めれば、入ったかもしれませんが、これ薦めたら、人間性を疑われそうです。
今時、キムタクも薦めませんね。
キムタクも「宇宙戦艦ヤマト」なんかに出ずに、これ薦めてれば、よかったのに。(一昔前のトレインスポッティングみたいに)
内容を一言で言うと、「アメリカの田舎の保安官助手がサイコ・キラー!」
これだけで、すごく怖い。
アメリカの田舎の閉塞感と不気味さはスティーブン・キングの小説のネタのひとつですが、キングの場合、スーパー・ナチュラルな話の前振りに過ぎません。
本作はそんな中でのシリアル・キラーの話ですからもっと怖いです。
アメリカの田舎って未だに保安官、シェリフがいるんですよね。
きっと町の有力者の息がかかっているんですよね。
それだけでもちょっと怖いです。
本作のシリアル・キラー、サイコ・キラーは保安官助手です。
これにに比べれば「羊たちの沈黙」のレクター博士なんて、いかにも作り物で、あんまり怖くなくなります。
原作の最近の邦訳タイトルは「私の中の殺し屋」ですが、殺し屋はお金もらう人ですから、映画のタイトルはカタカナで「キラー・インサイド・ミー」でよかったと思います。
原作知らない人にとっては、インパクトないですね。
でも、「私の中の殺人者」じゃ、なんだか直訳っぽいし、「私の中の殺人鬼」じゃ、大昔のB級映画みたいですね。
難しい。
そうだ!「ラスコーリニコフ・イン・アメリカ」ってタイトルはどうでしょう?
ラスコーリニコフはドストエフスキーの「罪と罰」の主人公の名前で、原作者ジム・トンプソンは「雑貨屋のドストエフスキー」と呼ばれていました。
これだと、インテリっぽくて、有名人も薦めてくれたかもしれない。
アート系で盛り上がったかもしれません。
そんな訳ないでしょ!
すごく衒学的だけど、すごく間抜けだ!
原作知らないと、ちょっと分かりにくいかもしれない。
原作知っていると、ラストがちょっと気になる。
本筋とは関係ないのですが…ミカエルの携帯電話の使い方が変だと思いました。 完全オフ日ならともかく、仕事中…しかも一刻も早く情報収集せにゃならんのに、重要人との会見を中断されたくないからって、電源切るか?メールや留守電機能がないとか?それはないでしょ!唯一、リアリティを感じられないと言うかツッコミ入れてしまった点です。作者自身、そんなに携帯に依存していなかったのかもしれないですね。まだ愛電話も発売されてなかったし。
メーカーに問い合わせましたが、映倫の意向なので、修正有です。
ただし劇場版のボカシではなく、丁寧なデジタル修正が入ってるそうです。
US版のブルーレイを購入してましたが
日本公開に漕ぎ着けたメーカーさんに敬意&大画面で観たかったので劇場にも行きました。
バンパイアの悲しみも、既に定番でクラッシックの域に入ってますが
この作品の素晴らしい所は少年期の疎外感、不安感、恋愛をバンパイアに絡め、
繊細で美しい表現がされています。
他にも、ヨーロピアンな街並みや、BGMもとても素晴らしいです。
メニューを見る限り、多分US版と同じ内容の特典だと思います。
おまけは控え目ですが、未公開シーンの手を繋ぐシーンと
舞台裏の人力アナログ特撮はなかなか面白いです。
CGと思っていた場面が、結構めんどくさい撮影をしています(笑)
日本語吹き替えも聞いてみたいので買う気ですが、出来ればブルーレイが良かったです。
ぶっちゃけモザイクが入っても素晴らしさを損なう事は無いものの
真っ白いシャツに一滴染みがある様にも感じます。
モザイクを入れる場面でも無いですし、
200年前のエリの境遇を察す場面で、主人公を助ける動機にもなります。
倫理とは社会通念上の規範ですから、
映倫も何時までも裏ビデオの保護ばかり考えてないで、グローバルな視点で審査すべきですね。
日本人として恥ずかしい限りです。
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