近代日本文学の文体の考察が面白いです。島崎藤村の文体を「日本語の挨拶の表現を散文に生かしたもの」という指摘は藤村の小説の息苦しさを的確に指摘しており、なるほどと思わせます。「近代日本の作家の生活」では江戸時代後期から作家の収入・生活を丹念に述べていて、おやっと思わせますが、こうした実証的な研究が伊藤整の作家論の背骨になっているようです。「近代日本における「愛」の虚偽」は西欧と日本の比較が図式的で過度に悲劇的なのが気になります。
私も家族にも好評の商品です。この時期は必ず布団に持ち込んでぬくぬくしながら眠りにつきます。また、私は手技療法の施術所を開業していますが、来られる患者さんにお勧めしています。購入された方は皆さまとても喜んでいます。特に多い患者さんからの感想は「良く眠れるようになった」というもの。また、ご主人が「これは気持ちいい」と一個持って行ってしまったため自分用にもう一セット購入したり、体調が悪く困っているお友達にプレゼントされる方も多くいらっしゃいます。また、子供たちにも好評で、寝る前に必ず「チン」して布団に持っていきますという方も多くいらっしゃいます。
以前、この遠赤美人を知らなかった時はゆ○○んを勧めていましたが、それよりこちらの方がからだの芯まで温まるような感じがしてとても気持ち良いものです。また、値段的にはちょっとお高いかなと思われても、よほどひどい使い方をしなければたぶん一生使えると思います。ですから逆にこちらの方がお得な感じもします。
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畑中良輔指揮慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団と福永陽一郎指揮関西学院グリークラブによって演奏される男声合唱組曲『雪明りの路』を聞き比べ出来ることは嬉しい限りです。
大学の男声合唱団がメンバーの減少により往年の輝きを見ることが出来なくなった現在、このような過去の名演奏をたどることは日本の男声合唱の歩みをたどることと同意義を見出すことになりそうです。
御存知のように東の代表慶應ワグネルと西の代表関学グリーの競演です。ステージを数多く聴いてきたファンにとってこれらの演奏は、30年以上前の収録ではありますが、往年の素晴らしい演奏を追確認できます。厳密に聴きますと、微妙な和音の狂いも見うけられますが、当時の学生諸君の思いが如実に伝わってきます。
「春を待つ」の温かい響き、「月夜を歩く」の密集和音のハモリ、「雪夜」の終盤の美しさ、名曲揃いですね。
「雨」は、吉村信良指揮京都産業大学グリークラブと北村協一指揮立教大学グリークラブによる演奏の競演です。この終曲「雨」は多田武彦による数多の作品の中でも一番美しい趣を携えた曲でしょう。八木重吉の簡潔な詩にとても美しいメロディとハーモニーを充てています。男声合唱の真髄とも言えるハモリを体感できる曲なのは間違いありません。尾形光雄さんのテノールソロは感涙ものでした。
明治三十三年から三十五年まで。 福沢諭吉が死に、中江兆民は死の宣告を受け、紅葉は病に冒され、子規は病床にあってなお筆を執っていたがついに死ぬ。 印象に残るのは二つ。 一つは、「文壇照魔鏡」事件。後に新潮社となる出版社があることないこと大げさに書き立て個人を誹謗中傷する。ここでは、される方にも問題があるのだが、やり方が卑劣だ。 二つ目は、国木田の別れた妻。国木田も国木田だが彼女も彼女で、スキャンダル続きで家族は大変だったろう。かわいそうなのは、二人の間に生まれた娘だ。その後どうなったんだろう。それが気になる。
数少ない、男声合唱のみを扱ったCDです。 アカペラ専門作曲家:多田氏の作品には抒情的作品が多く、 男声合唱を経験した者であれば、多田氏の名を知らぬ者は恐らくいないでしょう。 日本合唱曲全集の中で、このCDが最も良く売れていたのもうなづけます。 このCDの目玉は、男声合唱組曲「雨」の中の終曲:雨です。 平易な言葉、平易な旋律、平易な和声の中に、 底の知れない人生への「問い」が込められています。 また、演奏団体は知る人ぞ知る、男声合唱の名門、京都産業大学グリークラブです。 この団体の歌った雨に勝る演奏が今後現れることは無いでしょう。 この曲の中で独唱を担当する、尾形光雄氏の声がまた素晴らしい。 他にも男声合唱の真髄とも言うべき作品がずらりと並んでいます。 どれも日本人の心を打つような作品ばかり。是非お聴き下さい。
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