トンデモ古代文明論に真面目につっこむという内容だが、当然ながらオリジナルのトンデモを面白くなくするわけで、トンデモほど面白くない。
ノアの箱舟は非現実的建造物だと言われても、そりゃそうだ、となる。デニケン、ケーシーの説をまともに受け取るのはもともと少ないだろうから、この種の本がどのあたりを読者対象とするか、難しいところではあろう。
と学会ともども、最後は、宗教的ないし西欧中心的な、非科学的ないし不寛容な世界観を批判して終わる、という啓蒙主義も、続けて読むと紋切り型に思える。トンデモ古代文明論には、擬似医学ほどの実害もないと思われるので、啓蒙の利得も少ない。
古代文明の話となれば、学問的にも分かってないことが多い。その点で論述の歯切れが悪くなるのは仕方ないとしても、ネット取得の知識で書かれていることが多く、専門的な信頼性も不安。
トンデモを信じる人たちは、「活字」になったことをそのまま信じることが多い。その批判者たちにもしばしば同じ「信仰」を感じる。活字やネットの情報の裏を取る作業こそを期待したい。筆者たちは、もっと幅広く、世界の専門家たちに取材すれば厚みが出ただろう。
「チャーチワード=日本人説の謎」などが面白かった。
現役高校生です。
私の高校には世界地誌という外国の文化や習慣を習う授業があるんですが、それのメイン教材でこれ使ってます。
授業のたびに一カ国ずつ国の紹介がのってるプリントを配られて、それには写真や国旗、日本からの距離、言語、人口、首都、時差がまとめてわかりやすく載ってて、他は全部写真つきで経済や治安から名物、例えばベルギーは小便小僧の発祥地でGDPが世界トップレベル、フランスは国土の50%が農地、
スイスはアンリ・デュナンが赤十字を作って、それがイスラム教地域ではキリストの十字架に見えるから三日月型に表記されている、など知らなかった、だけどそうだったのかっていう情報ばかりです。
なにより一カ国だいたい4ページぐらいずつと、少なくもなく長くもなく、それでいて最も役立ったのは国旗と人口です。これがここまで見やすく載ってるのは初めてです。
というあまりの面白さ、便利さから、いったいどの本なのかと探していたら偶然これだとわかりました。
値段は高いですがそれ以上の価値はあります。
学校の図書館にも置いてあるのですが、個人的にも買おうかどうか悩んでます。本当にお勧めです。出版日も2005年と最近なので情報も新しいです。世界史好きですがこんな本が本当に欲しかった。
この作品を語る上で外せないのが、まず音楽です。
主題歌「愛のフーガ」やテーマ曲とも言うべき「空中神殿」を歌う
The Eccentric Operaの音楽性は、メインボーカルの
相良奈美さんの澄み切った声と共に素晴しいものですし
情熱大陸で有名な、葉加瀬太郎さんと
宝塚歌劇団での舞台音楽や他のアニメ作品も手がけ
The Eccentric Operaの書上奈朋子さんの配偶者でもある
斉藤恒芳さんが音楽を製作されています。
この音楽陣の豪華さは、なまじの劇場版をしのぐと思われます。
(実際、サントラやイメージCDなどはプレミアがついていますし)
そして、当時としては優れた作画技術と
細かい作画にもかかわらず、最後までほとんど
乱れがないのも見事でした。
そして、トンデモな設定さえもかき消してしまうような
なぜそこでそうなる!と叫んでしまうような
唐突でトンデモな演出の数々も、非常に印象的です、
トンデモなだけであれば、駄作で終わったしまったでしょうが
CGが導入され始めたばかりの当時としては、セルとCG演出の混在は
非常で美麗であり、荘厳であり、異様さを表すものであり
この作品の描く「異質さ」を十分に伝えるものであったと思います。
私の中では「アレクサンダー戦記」と並んで
二大お気に入り作品となっております。
(双方共に、トンデモ作品であることは気にしないでください)
ただ、声優や設定、作画のみで語られてしまうには
あまりにも惜しすぎる作品だと思って、今回レビューさせていただきました。
スム−ズな対応をして頂きありがとうございました。1週間後の野外コンサ−とに行く子供たち2人にそれぞれ買ってあげることができました。お値段的にもお安くして頂いていたのでありがたかったです。遠くもはっきり見えるので間違いなく楽しいコンサ−トを見ることができると思います。
|