難しい内容をとてもわかりやすく、平易な語り口で紹介されていて、日頃、自分の足の下のことなんか考えもしない人も、一気に最後まで読めると思います。
直接、東日本大震災とは関係はないですが、地震がとても気になる昨今、地球のダイナミズムに思いをはせるチャンスかもしれません。
第1巻で地球の成り立ちを示してくれたが、本書ではいよいよ地層の形成とその変化のメカニズムについて知ることができる。 冒頭の砂丘の成り立ちと風紋のできる仕組みの解説では、フィールドワークと物理学、流体力学の組み合わせで直感のまちがいを論理的に指摘してあり、読んでいて明快で気持ちが良い。地形の形成が流体としての振る舞いで解明できることや、地層内での物理的な応力の解析、変性に伴う水の移動を化学的変化として分析するなど、門外漢からは単なる時間の経過だけが重要な要素と取られがちな本分野が、総合的な科学として見ることが出来て新鮮な刺激だった。 プレートの移動、長期間にわたる変形や熱による変性、さらに上層に降下する堆積物、これらの織りなす地層を解読して解きほぐしていく作業は非常に手間がかかることだろう。さらにそれを古文書からの事実調査や地球上の各地点での観察と照合し確認することで、地球の成り立ちとして再構成していくことは、学者から学者へのこれも悠久の営みだと言えるだろう。 第3巻「地球の歴史」でついに地球の全体像の変遷が語られるかと思うと、待ち遠しくてならない。
専門用語の説明に、別の専門用語を使用するということは避けられない。しかし、本CD-ROMの場合、説明文の中で用いられている専門用語のうち、この事典に収録されているものは、リンクにより一発でジャンプできるようになっている。これは、書籍版にはない便利な点で、大幅に検索の労力が軽減される。また、欧州語からの検索も可能であり、英、仏、独のほか、本事典に収録されている用語すべてではないが、ロシア語からの逆検索も可能になっている。書籍版の用語の説明文の中で用いられている数式や化学式、図表関係は、もらさず図版で収録されている。さらに、EPWING規格に準拠しているため、同規格の広辞苑や新英和中辞典などと同じ検索ソフトで併用することができる。
非常に平易に書かれた本ですが、地球環境、人間が住む環境というものがいかに狭いのか、大気圏の薄さなど、地球環境のことがよくわかります。 あまり意識しないと地球は無限の広さ、大気も無限に広がってるように見えますが、全て有限であり、今の人間には非常に手狭になっていることがわかります。 近年、地球温暖化が深刻化していますが、無限にあるように感じる大気もほんとうにごくわずかしか存在していない貴重なものであることがわかります。 本の印象としては、子供向けという感じがしますが、この本は大人にも読んで欲しい内容だと思います。すべての人におすすめできる本です
この本は本当に分かりやすいです。 カラーで見やすく、読んでいて楽しいです。天気に興味があるならこの本がぴったりです。
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