ロックマンシリーズで宇宙がテーマである3、8、そしてワールド5をベースに 有賀さんが長い年月を掛けて構想続けたメガミックス…いや、ロックマン漫画の集大成といっても 過言ではないと思います。今まで数々の漫画家によって漫画化されましたが、 (というか諸先生方が未だに交流があるというのも当時の読者としては嬉しい) 中でも稲船さん認められ、最もロックマンを愛した漫画家が描くロックマンの完結編なんだから、 ロックマンと共に時代を生きた大人も、そうでない子供たちにも、これを読まずして 何を読む?
また、今回は今まで第三勢力的立場だったデューオが序盤で完全な敵として 描かれたのは斬新だと思いました。そしてそこからワールド5の話へと持っていくとは…。
今まで何回も登場し、その度に全巻集めてきたこのシリーズも今回でやっと完結できるそうなので、 早く3巻が読みたいような、でも完結するのは少し寂しいような、でもやっぱり読みたいっ!
カットマン娘、非常にアリだと思います
それはともかくとして2巻の白いロボット襲撃、そしてスペースルーラーズの出現に最大の危機を迎えた地球
圧倒的な絶望の中現れたデューオ、その続きから始まるギガミックス最終巻
ピンチは脱したものの劣勢は覆せずさらなる絶望を与えるべくルーラーズの攻撃は続きます
ロックマンも一度は倒れ人類の絶望がダークムーンを育てたとき、絶滅までのリミットはあと少し・・・
しかしロックマン、敵味方を超えて集まったロボット、そして人間も絶望に負けたわけではありません
ルーラーズに対抗すべく超エネルギー結晶体を搭載したロボットたちは決戦のため宇宙へ、そして・・・
ちょっと強引な幕切れやデューオの消化不良ぶりは気になりますがそれも些細なこと
今までのロックマンの戦いは決して無駄ではない、そして芽生えた彼らの絆は「X」へ続いていくことを予感させる、そんな完結でした
本家シリーズもストーリー的には停滞しているので続編が望めるかは微妙ですがいつかまた有賀先生のロックマンたちに会えることを信じて・・・
ボンボンコミックスの時代から追い続けた物語の果てはここにあります!
ただやっぱりクイックマン最強は揺らがないんですね先生(笑)
かつてコミックボンボンに掲載されていた有賀ヒトシのロックマン漫画を集めた本である。
連載作品「ロックマンマニアックス」を中心に、ギャグ漫画短篇・掌篇が多く収録されている。
「ロックマンリミックス」でしか読めなかった「ロックマンXメガミッション」「ロックマン破壊指令」、
「ロックマン10年史大事典」に収録されていた「ROCKMAN MANIAX 番外編」が再録されているほか、
ロックマン9のサントラに付属していたオマケ漫画も入っている。
失礼ながら、初期作品群には作画のクオリティ面で少々苦しい部分があるけれども、
総じてはロックマンフリークには堪らない一冊だと思う。
この漫画が面白い理由は、 有賀ヒトシ先生が 断然ロックマン・ファンだからって事でしょう。 原作ゲームのやりこみの面白み だけに終らず、 原作では詳しくない そのキャラたちの内面にも及ぶ嗜好が漫画に出ていて キャラが 大胆に動き回っていました。 『ロックマン』を 彼ら彼女らの心情込みで "読め" ました。 割りと強固に 『ロックマン』っていう "ゲーム" は こんなんだ、 っていうイメージを 頭の中に持っていたんですけど、 この "漫画" を すんなり「ああ ロックマンだ、こりゃあ ロックマンだ」と思えたのが まず嬉しかったですね。 読む前は 表紙のイラストを見た時に 細面なロックマンだなぁと思えたので オリジナルと大きくかけ離れてるんじゃないか、とか 児童向けの雑誌だったから…、の「児童」が頭に浮かぶ とかって、 この作者さんは どんなイメージの『ロックマン』で描かれているのかな、と そういう不安と期待を持ってたんですけど、 ワイリーの怖い面も、ロボットの悲しい面も 『ロックマン』のカッコよさも しっかり描かれていました。 ファミコン版ロックマン好きだったのなら、 物足りなさは無く、まだまだ読み足りない? まだ先に話が有るだなんて、もっと読みたくなりますよ。
昔はただのドット絵だったキャラクターにここまで心がこもっているとは!個々のキャラを生かしつつきちんとまとめ上げられたストーリーにはゲームだけでは感じられない面白さが伝わってきます。おまけ的要素も多数あり。少しでも「ロックマン」を知っている人にはゼヒ読んでもらいたいです!
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