B'zの20周年BEST。
2枚組み+DVDです。
シングル曲が「ほぼ」年代順に収録されています。
言われないと分かりませんが、リマスターされている曲もあるようです。(FANクラブ会報より)
注目の「Pleasure 2008 〜人生の快楽〜」は、
歌詞が違うだけでたいして変わりません。
「BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-」は、
色々とアレンジが変わっていて、今のB'zでの曲になっており満足。
そして、DVD。こちらは大満足です。
正規のDVDでは、今まで見れなかった映像の数々。
これは大満足です。これだけでも買う価値はあります。
が、値段が値段ですね。この映像にこの値段をつける価値があるかどうかは、
個人個人で変わるかと思います。
個人的には「良かった!」といえます。
ただ、前回のBEST、「Pleasure II」の意味が完全に薄れますね。
B'zのお二人は「BESTは僕らの事を知らない人のため」とおっしゃっていましたが、
ファンとしては、再録や秘蔵DVDを付けられたら、買うしかありません。
色々悶々としてしまうBESTではありますが、
再録やDVDが見れて・聴けて、素直に良かったと感じます。
「続・荒野の用心棒」では、ジャンゴは棺桶を引きずり、泥だらけの荒野からやって来た。 「風来坊」では、トリニティは馬に引きずられ、埃だらけの荒野からやって来る。
娯楽映画史に一時狂い咲いたマカロニウェスタンも、粗製濫造の果てにやがて衰退の一途を辿ることになる。そんなマカロニブーム末期、突然変異のようなキャラクターが現れた。 穴だらけ・ボロボロの服に、カウチ(?)を馬に曳かせ、その上でのん気に裸足で大あくび。ブーツは引きずられて砂まみれ。どこへゆくのか?「風来坊」は風ならぬ馬まかせ・・・。
『トリニティは、観客のために、「荒野の用心棒」以来現れた、それを模倣したつもりの五百本の劣悪な作品のかたきを討ってくれたのだ』― セルジオ・レオーネ マカロニの主人公は、イーストウッドやネロに代表される、寡黙でニヒルなガンマンだった。それが、馬に指示され干草を運び、ガンベルトを面倒臭そうに引きずりながら酒場に入ってゆくヤル気のない主人公・・・意表をついた発想で、型にはまったガンマンのイメージをひっくり返した、テレンス・ヒル演じる「トリニティ」は、マカロニに新たな「コメディー」という新境地を開いたのだ。 監督・脚本は、あの「続・荒野の用心棒」の伝説的なオープニングを撮影した名カメラマン・E.B.クラッチャー(a.k.a. エンツォ・バルボーニ)。「続・荒野〜」のセルフ・パロディーとしか思えない爆笑オープニングから、ぐいぐい引き込む演出手腕は、あなどれない。
〈寝ぼすけ?うすのろ?ところがどっこい!奴ぁ西部一の腕っこき〉 このトリニティというキャラクター、のん気な性格とは裏腹に「悪魔の右手」と呼ばれる凄腕ガンマン。 「悪魔の左手」と呼ばれる兄バンビーノ(バッド・スペンサー)と共に、西部にその名を轟かすガンスリンガーなのだ。 ところがトリニティ、信心深い開拓移民の美人姉妹に一目惚れ。そしてこの移民たちの土地を、少佐と呼ばれる街のワルイ有力者が虎視眈々と狙っている。トリニティとバンビーノ、開拓民のリーダーに闘うよう説得するが、平和主義の彼らはどこ吹く風。しかし、度重なる少佐一味の嫌がらせと、兄弟の説得が功を奏し、開拓民リーダーも上げる、重い腰。ただし条件は「銃を持たず、人を殺さず」。 かくして、西部一の早撃ち兄弟はガンベルトを外し、平和主義者の助太刀勝負。 西部劇史に残る「大殴り合い大会」の幕がいま、上がる!
これを観て地団駄踏んで悔しがったのがレオーネ翁。早速テレンス・ヒルを抱きこみ、トリニティのキャラクターをほとんどそのままに、製作したのが「ミスター・ノーボディ」なのでした。 大友克洋氏も絶賛の西部劇のルーツは、かくの如し。 『(ミスター・ノーボディが成功したのは)私が抱いていた考え、すなわち主人公トリニティ(ノーボディ)のファンタジー性や卑俗さと、フォンダによって代表される、大西部や古い西部劇の伝説とを対比させるという考えが活かされているからだ』― セルジオ・レオーネ
戸田恵梨香はちょっと知っていた程度でしたが、「野ブタをプロデュース。」での、学園のマドンナ役に魅了されました。 健康的なかわいさを持ちながら、ちょっと薄幸の女の子、といった役柄が、ピッタリという感じです。
本作でも、ちょっとうまくいっていない少女を演じて、非常に好感です。 登場人物はほとんど彼女一人なので、よりいっそう彼女のしぐさを堪能できると思います。 彼女は、一見その辺にいそうな「普通の女の子」ですが、ふとした時に見せる目つきやしぐさが、非常に特徴的で、見るものの心を奪ってしまう感じです。 こういう感じの空気感を出せる人は、若い人だけでなく、女優全体を見ても、ほとんど居ないんではないかと思います。 今後非常に期待できる存在です。
また、メイキングが、彼女の魅力が満開で、とても良いです。 監督がまた、彼女にメロメロ(笑)ですが、この作品の作り方について、とても良く考えており、感心させられます。 ショートムービーだからと、手を抜くことなどこれっぽっちもありません。 当たり前かもしれませんが、なかなかそういう姿勢が他作にはないので、貴重な作品です。
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