1980年代、1990年代に刊行されたものを再編集したものです。
赤塚不二夫氏が酒場でいかにいろいろな事を学んできたか、そして幅広い交友関係を気づいてきたかという事を書いています。
そして、若者達に一人で部屋に閉じこもっていないで酒場に来いとも(上から目線でなく)呼びかけています。
人との接し方、話題の盛り上げ方等も学習できるぞと。
この面から同氏は「イッキ飲み」と「カラオケ」には否定的です。
巻末に、東日本大震災後にお嬢さんに行ったインタビュー記事も、ハチャメチャな家庭の事を書いていて興味深いです。
ただ、書体が何ともというところです。余白がなくびっしり書かれているページや、突如として通常の文の4倍以上の
ポイントで書かれている文があります。それも、ところどころに「オ◯ンコ」という言葉が大きく書かれています。
周囲の視線が気になる所では読まない事が肝要かと存じます。
この点で星を一つ減らさせていただきました。
真希ちゃんの大人の魅力が詰まったカレンダーとなっています。
1〜2月、白のノースリーブ姿の真希ちゃん
3〜4月、ピンクのシャツ姿で花を片手に持つ真希ちゃん
5〜6月、白のノースリーブ、帽子を被り観覧車の中で横たわる真希ちゃん。
7〜8月、白に水玉のコート、黒のブーツ姿の真希ちゃん。
9〜10月、チェック柄のノースリーブ姿の真希ちゃん。
11〜12月、黒でシックにコーディネートした真希ちゃん。
おまけポスター、9月〜10月の別ショット。
朝ドラの主演も決まり、来年の顔となることは間違いないでしょう!
4月下旬に「これでいいのだ!!」が公開されるので、赤塚関連の本を何冊か再読しました。この本もそのうちの1冊で、現時点では彼最後の本です。(但し映画がヒットしたりすれば、未収録のエッセー、インタヴュー等が出てくる可能性はある。) 通読して、彼は手塚さん(以後敬称略)に大きな影響を受けているなと感じました。手塚に憧れ上京し、漫画家になろうとするのですが、その手塚に、君達漫画家になろうとするのですか?だったら一流の音楽を聴き、一流に映画を見、一流の芝居を観、一流の本を読みなさいと諭され、ろくすっぽ金もないのに、食事を切り詰め、訳も解らないのにそれを実行していくんです。これが後に血となり肉となり、作品に反映されてゆく訳です。また、石ノ森、寺田、水野、藤子不二雄等、所謂トキワ荘の連中との友情、そして、寺田ヒロオの突然の絶筆、そして、その後の話も非常に興味深いです。 やがて、ナマちゃんで少年誌デヴューをし、おそ松くんでメジャーになって行くんですが、この頃私(中一)は、これに熱中し、シェーの自叙伝?まで購入し読みましたが、意外と真面目で、描いているものと全然違うなと感じた事を覚えています。また、仕事が終わった?後飲みに行くんですが、そこで、高平哲朗、滝大作、山本晋也、四谷シモン、山下洋輔、坂田明等様々なジャンルの人と交流を深めます。中でもタモリは、赤塚が亡くなった時の弔辞で、私も又貴方の作品の一つでしたと述べるんですが、文字通り、彼が発掘し、育て上げ(住居、食事、生活費まで面倒見た。)、デヴューにまで係っていた事がよく解ります。また、かれは、自分を育ててくれる編集者がいなければ、今の自分は無いと言っており、編集者の役割を非常に重視していました。 最後に、武井の本もこの前読んだんですが、手塚、長谷等の記述に関して少しニュアンスが違います。赤塚は、オブラートに包んで書いているからかもしれませんが、担当にしても五十嵐は出てきますが、、武居は出てきません。出来れば、五十嵐、その他の担当者のもう一つの赤塚伝も読んでみたいものです!!
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