浅田次郎 作家・日本ペンクラブ会長 2011.7.8
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小林秀雄対話集 (講談社文芸文庫)

 さすがに小林秀雄、評論も講演もいいが対談も面白い。
 冒頭の坂口安吾との対談、安吾は“文学”から距離を置き“骨董趣味”に走る小林秀雄に一抹の寂しさを感じている。小林は、安吾の魅力を“アップ・ツウ・デイト”と評しながらも、“現代”の虚無、“文学”の不毛を直感している。2人の会話はどこまでも噛み合わずパラレルなんだけど、“伝統”とか“文学”とかの同じ言葉に対して、2人が全く違う概念を抱いてるってのが面白いんだよな。話が佳境に入ってからの小林の「お前も少し酔って来たな(笑)」。こういうフレーズが出てくる対談は読んでいて楽しい。
 三島との対談は、小林の次の一語に尽きる。「何でもかんでも、きみの頭から発明しようとしたもんでしょ」。リアリズムの対極とも言える三島文学の虚構性を、そしてまた、その過剰なまでのイマジネーションの才能を鋭く指摘している。
 江藤淳との対談では、江藤がうまく小林の考えを引き出している。「美」とは「私」のささやかな経験がベースになっているってこと。インテリゲンチャ(!)は頭から入るけど、一番大切なのは経験、しかも「触る」感覚が大事、ってなこと。
 小林がなぜ「伝統」に重きを置き、「文学」のあり方に疑問を投げかけているのか、といったことが、様々な論客との対談で、徐々に浮き彫りになっていく様が、とても面白い。
 「インテリゲンチャ」をはじめ、「フォーム」とか「レーゾン・デートル」なんて言う当時の術語や、最近では語られない知識人の名前なんかも、時代を感じさせて興味深い。
 時を置いて読む対談集ってのも、色々な読み方が出来てなかなか味わい深いもんである。もちろん小林秀雄だから今読む価値もある訳ですが。



何処へ・入江のほとり (講談社文芸文庫)

 高校生の頃、国語便覧で見つけた正宗白鳥に興味を持ったが、当時は岩波その他の文庫では白鳥の作品はどれも絶版または品切れで入手難。仕方なく一冊二千円以上もする筑摩現代日本文学全集の一巻『正宗白鳥集』を購入して読みふけった。箱入りハードカバーの重い本で、本文3段組、細かい活字がびっしり詰まって読みにくい本だった。

 それがどうだ、今じゃ常時軽快な文庫本で代表作が読めるのである。あの「塵埃」が、「何処へ」が、「入江のほとり」が、「今年の春」が皆、一冊の文庫で読めるのである。唯一惜しいのは初期の名短編「玉突屋」が収録されていないことだが、これまでの白鳥の文庫ではおそらくベスト版であろう。ただ前回途中で挫折し、今回初めて通読した「微光」は主人公の職業(?)である妾の雇用条件・立場がよく理解できず、小説としての面白みも殆ど感じられなかった。解説にもある通り、徳田秋声か誰かの女の半生モノみたいで、他の自伝的な収録作とはかなり異質。

 活字が大きめなのも有難い。年譜や初出も完備しているが、解説は解説者の主観が走り過ぎていて、正直あまりピンと来なかった。収録されてもいない「一つの秘密」にそんなに言及されてもなあ。

 講談社文芸&学術文庫は文庫にしては高額で、いつも足元を見られた感じがするのだが、売れ行きから見た採算性を考えれば、殆ど文化的慈善事業とでも言うべきもので、寄付するつもりで購入すべきものであろう。



新編 作家論 (岩波文庫)

早稲田卒業直後、出版部に奉職して間のない頃、牛込の明進軒で編集会議があって… 私は詩人的詠嘆に包まれたような島崎藤村氏の小説を昔から愛誦している。 私は、「虞美人草」以前の漱石の作品は、少なくとも過半は、発表当時に通読している。 これらの部分だけでも買う価値がある←おおげさ 文章がカンペキで、作家の本質のつかみかた、事実のきりとりかたがあざやかだ



ゴッホについて,正宗白鳥の精神 (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 7巻)

茂木健一郎氏と波頭亮氏の対談集である『日本人の精神と資本主義の倫理』で茂木氏が誉めていた(同書60頁)ことから一聴。やはり「ゴッホについて」はよかった。(一方、「正宗白鳥の精神」は原盤の録音状態が悪く非常に聴きずらいが、前者がおそらくは壮年期の力の入った講演であるのに対し、後者は洒脱ともいえる話芸が楽しめ、この違いも面白い。)両講演の骨子をまとめれば、個性とは、「自分に嘘をつかないという姿勢を基盤に、常に自己と格闘し、それを乗り越えようとする心的態度」とでも理解されようか。(そして、それは時として、ゴッホにおけるように正に狂気と紙一重のものだ。)また、「ゴッホについて」の前半部分で、ルソーの『懺悔禄』等を題材にしながら触れられた「小説(いわば大衆文化)の隆盛とデモクラシーの関係」についての考察も、興味深かった。それにしても、僅かな情報からこれだけの読み取りをなしていく小林の想像力、思索力には脱帽させられた。



百年小説

大きな文字で書かれており、読み仮名もふってあるので、十分楽しめます。夏目漱石さんの小説も収録されているのでよいです。



浅田次郎 作家・日本ペンクラブ会長 2011.7.8


Jiro ASADA, Author, President, The Japan PEN Club 日本ペンクラブ会長に就任した浅田次郎氏が記者会見し、ペンクラブの活動を話し、質問に答えた。 司会 日本記者クラブ企画委員 井田由美(日本テレビ) 日本ペンクラブのホームページwww.japanpen.or.jp ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2011年8月号に掲載) 若い会員増やし活力あるクラブに阿刀田高さんからバトンを受け、日本ペンクラブの第16代会長に就任した。「歴代会長に比べれば若造」と語る59歳。「誰かがやらなければならない」と重責にも気負いはない。 英国に本部を置く国際ペンの日本センターとして1935年に創設され、作家や詩人、編集者、随筆家ら1860人の会員を擁する。初代の島崎藤村をはじめ、正宗白鳥、志賀直哉、川端康成ら日本を代表する文学者が会長を務めてきた。 「先人が築いてきたことを維持し、次の世代に引き継ぐことが大事」ときっぱり。戦争の悲劇を二度と繰り返さないとして創設された歩みを紹介しつつ、「平和の破綻は、言論・表現の封殺から始まる」と強調した。 「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞を受賞し、映画化、テレビ化された作品は多い。日本の大衆小説の伝統を受け継ぐベストセラー作家であり、「蒼穹の昴」など壮大な歴史小説に圧倒され、浅田ワールドにはまった読者も多いに違いない。 会社での労働組合や大学の自治会、それに地域のお祭りを支えている人たちといった「みんなのために無償で何かをする団体は必要」と訴える。「集団主義が良い意味で日本の文化をつくってきたのに、若い世代では希薄になっている」と残念がる。ペンクラブには「正当に議論する空気そのものが温存されている」ところが好きだという ...
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カレーはいつもライスです・・・今日はたっぷりガーリックのせ

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正宗白鳥はけっこういい小説家だと思いますが、今では誰も読まないにはなぜですか...

比売事情。 正宗白鳥さな、みそじゅるは、おーい。 叱ったですか。 白鳥カダフィ玲...

○●○【明日はこんな日】2013年3月3日○●○

正宗白鳥を読みたいと思います。 白鳥初心者に推薦する一冊を教えてください。

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