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ALWAYS 三丁目の夕日'64 Blu-ray通常版 東京オリンピックがあった1964年がメインだがそれはあくまでも借り。
今回は日本がより豊かにという時代を背景に三丁目の人々の岐路を描いている。

竜之介に作家としてのライバルが生まれ危機に直面、鈴木オートの発展、
若者の成長などといったように。

役者陣も作品とともに成長した人、既に熟した才を放つ人
それぞれがきっちり世界に戻れている。
他作品、分野で活躍していたにもかかわらず。

また昨今見せすぎの映画館での予告編、テレビCMが多いなかで
ハイライト、スポット的に見せたシーンがすべてでなく、
あくまでもそれはそれ。
本当の見所は作品にあるという、これは作品が3作目になったという
余裕、自信の表れと感じた。

国立競技場でサッカーを初めて観た2人が「つまらなかった」と言うシーン。
29年後そこでJリーグがスタートするあたりを
想像するとちょっと可笑しかった。

なによりこういう喜怒哀楽がはっきりした作品は雰囲気も余韻も心地いい。

ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版 [DVD] 30年ぶりぐらいに母親を誘って映画を観に行きました。
普通なら有り得ないのですが、この映画はそういう魅力があります。
「昭和」という共通の話題がこの映画にあったからだと思います。
こういう映画ってありそうでなかったように思います。
今から思えば、子供も一緒に映画に連れて行けばよかったと思いますが、
DVDが出たのでこれを観てみんなで楽しみたいと思います。

香山リカのきょうの不健康 (河出文庫) それぞれの人柄が会話だけで十分色濃く出ていて参考になった。オーケンの無償の人類愛的思想が忘れられない。ただ気になるのは著者と高橋幸宏氏の会話の中に、彼とは同類、ないしは似たような症例をもつ患者さんを上から目線で見ていることだった。彼なりのプライドなのか、無意識なのか、病に関しては決して恥じる事も隠す事もない。なりたくてなった人などこの世に一人もいないからだ。にも関わらず完全に自分とは別種類の人間であるかの如し分離されていて、同調心に欠ける。僕とは違う、関係ないから。というタイプの差別的客観思考がやや気になったのだ。神経症というカテゴリー自体は今や社会的認識が薄くなり、鬱病、人格障害、統合失調症等に端的に振り分けられがちな昨今、彼もそういった病で通院する身である。 線引きよりも、寄り添う想いが欲しい。また香山さんは何故この仕事を選んだのか?一昨年の訪ねてくる患者がウザイ、若者が嫌い発言の数々に唖然とはしていたが、エッセイストとしては三流だ。個人の日記ではないのだから、個人の感情だけでエクトプラズムを吐くために出版物を出しても売れる時代はもう終わった。芸能出版物としての各人+香山リカの共犯関係を追うのが楽しい気楽な書としての対談本なのだと事前から理解してはいたが、残念に思う。 アラティー、アラカン。先輩方には大人として、もう少しだけしっかりして欲しいと昨今の巷の人々と考え併せながら読み終えた。
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