ウッディ・アレンの作品は初めて見ました。 専門家の評価が高い監督なので小難しい内容なのかなと思っていたら、 旅先で恋に落ちて・・というコテコテなストーリーでした。 登場人物にそれぞれ欠点があるんだけど、否定してないところが好きです。 うまくいかないってわかってるんだけど、それでも好きになったらしょうがない。
アカデミー賞を受賞したぺネロぺ演じるマリア・エレーナは北斗昌並みの恐妻かと 思っていましたが、傷つきやすくて、男も女も虜にしてしまう小悪魔でした。 ぺネロぺもスカーレット・ヨハンソンもレベッカ・ホールも 彼女たちのイメージそのまんまの役。 ハビエル・バルデムは「ノーカントリー」の印象が強すぎて ナンパしてるとき、何か企んでそうで怖かったです(笑)
ウッディ・アレンを知らない人でも誰でも気軽に見れて、 さらに恋愛のドキドキ感を味わえてお勧めです。 これからもっとウッディの作品を見てみようと思いました。
んーどうしたんだ、ウディー・アレン!という感じだ。 まずモテモテの芸術家を演じるハビエル・バルデムにそれほどの魅力を感じない。 途中まではスペインの景色とともに面白い展開だったが、ペネロペ扮する前妻が登場してから何の面白みもないストーリーとなり、 しかもなんでペネロペがアカデミー賞を獲ったか理解できない。 我がスカーレット・ヨハンソンもただの尻軽女で、途中からは変な三角関係でモラルのカケラもない役を演じている。 ただ単にウディー・アレンはお気に入りのスカーレット・ヨハンソンにこんな役をやらせて満足したかっただけでは。色ボケかもしれない。 また、いつもの軽妙なユーモアも少なく笑えない。 とにかく、期待してただけにこの失望は隠しきれない。
今年のウディ・アレンの新作はここ三作の常連スカーレット・ヨハンソンと、「ボルベール」「エレジー」のペネロペ・クルス、「ノー・カントリー」のハビエル・バルデムといった豪華キャストで、見る以前から期待が膨らみ、これでつまらなかったらどうしようというくらい心待ちしていました。結論から言えば期待に違わぬ仕上がりで、エンディングの余韻などエンド・ロールのあともしばらく席を立たなかったほどでした。ペネロペ・クルスの、どこか川崎麻世の奥さん(だった?)のカイヤもかくやといった感じの壊れぶり、軽薄な割にいつも精神世界の充足を求めずにはいられない、アメリカ娘然としたスカーレット・ヨハンソン。また、ずっと好きだったパコ・デ・ルシアの「ルンバ」が劇中三度使われましたが、いずれも印象的でした。もともとのタイトルをあえて「それでも恋するバルセロナ」としたセンス(個人的には「それでも恋する?バルセロナ」もいいかなと思いました)にも納得です。
その日の気分の音楽を選ぶのに多彩にジャンルがあればうれしい。 私が音楽を聞くのは自宅と職場の行き来のドライブ中の40分程だけですが、 HDDナビには、最新の音楽は無くとも、音楽のジャンルの数は豊富。 通勤にはハイビートな音楽を、帰宅には落ち着いたジャズやクラシックを。
その「中間の音楽」として選択するのが「それでも恋するバルセロナ」のサントラです。 朝でも夜でも楽しめる、そんな音楽です。
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