例によって村西監督と女の子が2人きりでホテルの一室に籠もって「大人のセックス」を繰り広げる。出演する子は5人で、最初にカバー写真の女の子が出てくるが写真通り可愛い。最後に日活ロマンポルノに出演していた朝吹ケイトさんがお相手して大人の女性のよがりを見せる。このシリーズでは平均レベルの出来。
作品自体はちゃちなギャングドラマだが、後半2時間の村西監督と素人の女の子とのセックス描写は見応えがある。監督と女の子が密室の中で2人きりで撮影する。出演する女の子は全部で3人(40分ずつ)で、最初の女の子とは楽屋控え室とモニター室で合体、2番目の女の子は絶叫しっぱなし、3番目の女の子は一見普通の女の子なのにそのいきっぷりの良さのギャップがいい。なお、この作品に出演していた原ひろみちゃんと柳町小百合ちゃんは「犯されまくった令嬢制服3」で監督とセックスしてますし、朝吹ケイトさんも「令嬢制服 犯されて放心」で監督にやられちゃってます。
撮影の最中、何度でも陰茎が勃起するチョコボール向井に筆者は聴いている。 「なんでそんなに起つんですか?」向井の返答はシンプルだった。 「なにも考えていないからですよ」。一瞬、爆笑、しかし、しばらくしてこの言葉は深い言葉だと思った。この言葉が、この本の中に登場する人々すべてに共通している。 人間誰しも、倒れたら立ち上がる。何も考えていなくとも、何度でも立ち上がるのが人間の性、本能だ。 ところが、中には立ち上がることが出来なくなってしまう人々もいることも事実だ。年間3万人を超えるという自殺を選択してしまう人々だ。確かに嫌なことが次々と重なり、弱気になり、経済的にも追い詰められると「死んだほうがマシだ、死んだほうが楽だ」と考えてしまうこともある。僕自身も何度そう思ったことだろうか……。 しかし帯文にあるこの本に登場してくる「悩ましき人々」、テリー伊藤、村西とおる、代々木忠……という人々は、なんどでも打ちのめされ、それでも立ち上がり、戦う。なんでこんなに強いのだろう?ふっと考えてしまった。そこで、向井の言葉が思い浮かんでくる。「なにも考えるな!」と。 過去に読んだ成功した企業家やスポーツ選手、あるいは自己啓発本などより、この本は僕を奮い立たせてくれた。考えるな!立ち上がれ!読書の最中、何度か勃起した。それはAVの撮影場面が細やかなタッチで描かれているからではない。性、本能が刺激されたからだ。 薬品で体を刺激させ勃起させるというバイアグラなんかより、この本を読んで性、本能の刺激を受けるべきだ。 今、つらく、苦しんでいる人は、この本を読め!そうすればあなたは絶対に立ち上がることが出来る!
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