おすすめです。 いまの魅力が詰まってますよ!
全体的なバランスがとても良く、飽きのこないアルバムです。 優しかったり、すごく大人っぽかったり、可愛かったりと、いろんな面を持った福山さんに出会えるんではないでしょうか。ほんとに名曲ばかりです。 個人的には、 「愛は風のように」「you」「80 Proof」「Fellow」 などが大好きです。ぜひ一度きいてみてくださいv
いやあ、これ最高でしょ。 ある愛の詩で山下久美子さんが語っているジャケットって表紙のヤツですよね。
ある愛の詩の後半とリンクしてて、ある意味感激。 もちろん、選曲・パフォーマンスも最高!
最も宮尾登美子らしい作品といえるのではないでしょうか。 貧しい農村では娘を売るなんてことは日常的な時代にあって、遊郭、花柳界、任侠の世界。舞台も国内から満州へとスケールの大きな大河ドラマです。役者さんも最も旬のときの演技で好感が持てます。明治から昭和へかけての近代の大河ドラマが好きなら、これは見逃せないでしょう。
最初のクレジットで「ノンフィクションだけどフィクション」みたいな注釈が表示されるが、
まさに虚構の中のリアリティを感じる部分がある。町は在るようで存在しない。よく聞くと、
方言もマチマチだ。リアリティを感じるのは台詞回しがしっかりしているからだ。テレビから
マングローブの話(?)やカーリングの話が流れているが、これも虚構のリアリティである。
結末はすごく良いと思う。壊れていく過程も好いけれど、鼠の道を断つ話は不必要だ。水源に
クスリの話だけで良かったと思う。残念なのは「地方の閉塞感」と「人の情けない生き様」に
テーマが拡散したことだ。二つのテーマはイコールだとしちゃうとやはり虚構のリアリティに
なってしまう。「祭りの準備」「遠雷」の地方の人間描写に比べて★ひとつ劣る所以である。
出演者では、三浦友和が素晴らしい。失礼ながらこんなに上手い俳優だったのかと思った。
同じ役を佐藤浩市が演じても良いだろうが、ひょっとしたらそれより上手いかもと感じた。
あと、烏丸せつこもなかなか好演していたと思う。 あ、それからこの作品は、皆さんも
書いておられるけど、ジャケットもクレジットも導入も「ファーゴ」へのオマージュですね。
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