以前子供に言われていたのを思い出しやっと手に入れることができました。
プレゼントに使いましたが気に入ってもらえたようで新居にも飾って貰っています。
クオリティ高い仕上がりでとても良くできていると思いました。
100回の鑑賞に耐え得る映画というのは本当に少ないと思いますが、これはそのうちの一つだと思います。「となりのトトロ」は、アニメというジャンルに限らず、今までに公開されたすべての映画の中で、最も優れた100本に入るのではないでしょうか。 宮崎監督は、あまりビデオで何度も見て欲しくはないということを聞いたことはあるのですが、手元に置いて、疲れた時や、優しさに触れたくなった時にふと見たくなる作品です。真夏の空や森、田んぼの懐かしい風景、家族愛、隣人愛、そして森に棲む不思議な生き物トトロや猫バスとの邂逅。シンプルなストーリーが、これほど人の魂を捕らえてしまう不思議さ。 迷子になったメイを捜して途方にくれたサツキを助けた事件を最後に、彼女達がそれからトトロに会うことは二度となかったのだと、聞いたことがあります。エンディングソングの絵を見てわかるとおり、夏が終わり、秋になり、冬がやってきます。その中で、彼女達が同年代の友達と遊ぶシーンは出てきますが、トトロと会うシーンはありません。(映画には病名は出てきませんが)結核を患っていたお母さんが病院から帰ってきて、彼女たちは両親の愛につつまれた、普通の幸せな子供に戻るからなのだそうです。そう聞いたときは、ちょっと悲しかったのですが・・・それでもサツキとメイはトトロに会ったことを一生忘れはしないし、観ている私たちも「いつかトトロと会えるかもしれない」という夢を忘れることはないでしょう。そう、時がたち、いつのまにか大人になってしまった今でも・・・。
まあ、よく確かめもしないで買った私もいけないのですが、1年前に雑誌の特集として出したものを一部加筆しただけで、あたかも新作を扱ったMOOKのような顔をして出版してほしくないですね。
なので、2011年のジブリの新作『コクリコ坂から』の紹介の記事も載っていますが、むしろスタジオジブリのこれまでを俯瞰するような記事がいくつも見受けられます。過去の映画のポスターを並べてみたり、批評家と女優に作品解説をさせてみたり、BRUTUSらしい記事が並んでします。
そんな中でけっこう読み応えのあったのは、アニメーター大塚康生のインタビューと、ジブリプロデューサー鈴木敏夫と音楽家・武部聡志の対談、それにやっぱり宮崎駿のインタビューといったところでしょうか。
新作の監督・宮崎吾朗のインタビューもそれなりに面白くはありますが、もう少しつっこんだ話を聞けたら良かったのにと思います。
選曲があまりに「凄い」ので、話題にと、買ってみましたが、聴いてみると実にいいアルバムです。
アレンジはすべて「ボサノバ風」にしたフランス語の歌詞なんですが、ボサノバとフレンチポップのいいとこ取りで、これは愛聴盤になりそうです。
「2. バカボン・メドレー」、「6. はじめてのチュウ」、「8. サザエさん・メドレー」、「9. ドラえもんのうた」には大笑しましたが、これは決して悪くないんですよ。
コミックソング集には全くなっていない、アレンジと歌唱力の魅力があって、かなり楽しめるアルバムだと思います。
しかし、アルバムの選曲が実に素晴らしいですね(笑)。
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