漢字たった一文字の意味を知るだけで、台湾がぐぐーっと楽しくなる。そんな小さいけれど、役に立つネタが読みものとしても楽しいです。 風習やマナーの由来はイラストを使って簡潔に説明されていて、読みやすいのに中味は濃い。 縁結び寺のお参りの仕方や、おみくじの引き方など、「へー」の連続。 もう一度台湾に行きたくなりました。 ただ、イラストでページを割いているため、ネタそのものの数は少ないのが残念。 あっという間に読み終わっちゃいます。
自費出版のためか、作りはかなり粗め。
しかし台湾愛満載の本。
ほとんどの中文学習者はピンインを選ぶのに、
敢えて台湾の注音で記載している点は素晴らしい。
繁體字+注音という超マニアックな組み合わせ。
普通の出版社には絶対に出せない、こだわりに満ちた本。
まんがのシーンを、とても身近に感じて、手に取りました。
日本語教師ではありませんが、海外の人と一緒に仕事をしているため、
どうしてこんな誤解が生まれてしまうのか、笑いとばせるときもあれば、
心がもやもや、なんとも表現できなく、落ち込んでしまうときがあります。
本当の意味で、異文化接触を楽しみ、刺激をうけあい、理解しあうためには、
やはり、頭でおさえておくべき知識が必要だったと感じました。
この本の通りに行動するには、訓練が必要だと思います。
でもまずはこの本を読んだことで、心がすっきりとしました。
具体的な方法も書いてあり、もやもやしたとき、心の持ち方がとても
わかりやすく書いてあると思います。
異文化理解ってそんなに簡単ではない、受け止められないことって、多いです。
でも、惹かれます。
この本を読んで、よしっ、もっといろいろな人と出会いたいという気持ちになりました。
日本人は海外に行くと「郷に入っては郷に従え」の精神でそこのルールに従おうとする。 中国人は海外に行っても振る舞いたいようにふるまう。 日本人は迷惑をかけないことを是とし、中国人は我慢しないことを是とする。 近くの国であっても価値観はかなり違うのだなぁと思った。 そして、中国人が謝らないことについて少し苦々しく思っていたのだけれど、それは 誤解であり、何もフォローしないわけではないことも知った。 でもやっぱり日本人としては謝ることで貸し借りなしにしたい。 紹介内容がちょっと少ないと感じたので星を一つ減らしました。ごめんなさい。
中国人には豪華弁当のもてなしは好まれず、温かい料理が一番。餃子、ラーメンはご飯と 一緒には食べない。豆腐料理は失礼にあたる。質より量が大事…。 親しい人にニイハオ連呼は失礼にあたる、などなど。 空気を読もうとしすぎる日本人が特殊なのかなぁ?
小道迷子さんのファンと、台湾に行って素食(中華精進料理)を食べてみたいという方向けの本です。
どういうところで素食が食べられるか。どう注文すれば良いのか。おすすめの店は? 値段は? コンビニでも買える、など。
逆に言えば、素食とはどういうものか知りたい、素食を日常生活に取り入れたいという人には不向きです。
なにせ小道さんの絵ですから、料理の絵を見ても、材料も調理法も全くわからない(笑)。また、作り方の紹介も一品だけ。なぜか中国茶の入れ方はきちんと書いてあるといった、いいかげんさ。話もだらだらしてオチがなかったりするわけですが、そこは小道さんの味といいましょうか。
料理の本と思わずに、ほっこりエッセイ漫画と思って読むのが吉です。
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