キャラの扱いも誰の扱いが良いかの優先順位も、いつも通りです。三島家ファンで、特に家庭用鉄拳シリーズのノリが合う方にはおたのしみ戴けるのではないでしょうか。
正直鉄拳シリーズの小説、コミックはあまりお勧めできる作品が過去にありませんでした、が、これは「○○(技)を出す××(人名)」という格闘ゲーム物の燃えの基本をちゃんと押さえてくれており、独自設定にもそれほどのめりこまず、テンポ良く進むのがありがたかったです。オリキャラがうろちょろしたりもほぼありません、売り文句が「戦国時代」などとありますが、戦国時代は一瞬でしたので大丈夫です(笑)
レギュラーキャラで二名ほどいきなりポクッと亡くなる方もいますが、そこはひとつ。
お色気もほぼ皆無ですが、そこもひとつ。
負傷したニーナを担いで逃げた筈のエディが何故かその場で気絶してたりもしますがそこも敢えてひとつ。
終盤のカオスな大喧嘩と三島家の人々のナントカは死なないとナントカな感じの頑固というか妄執に駆られたような啖呵の数々はとても良い感じです。このあたりは良質な燃えがぐいぐい来ました。
パッケージには完全移植とありますが、やっぱり完全移植 ではないんですよね・・PS2なので、メモリも少なく仕方ない ところではあるのですが、それでも最悪の出来揃いの SEGA AGES 2500シリーズの中で唯一まともな移植がされた というのは嬉しい限りです。 スリーディー・エイジス社が開発じゃなくて本当によかったです! 操作感覚に違和感はなく、ロードも早いので、そのへんは 文句がありません。 あとは一緒に遊んでくれる友達がいれば、かなり遊べると 思います。
このゲームはリリースされてからかなりの年月が経っていますが、 それを微塵も感じさせないほど楽しめます。 確かにグラフィックなどはショボイですが、 ゲームシステム自体がしっかりと造られているので、 当たり判定など納得がいき、 駆け引きが楽しめます。 ただ技を出しているうちに勝てるといったものではなく、 読みが求められます。ただし攻略本は必須でしょう。 技がマニュアルには少ししか載っていませんから。
いつ出るんだ・・・とサントラファンをヤキモキさせたであろう盤がやっと。2枚組ピクチャーレーベル仕様。CDジャケットのキャラ、アキラが「待たせたな」と言っているように見える笑。
内容的にはVF5に登場するキャラクター(デュラル含む)BGMをVF5からファイナルショウダウンまで3パターンづつ収めている。他、キャラセレクト画面など。
格ゲーサントラに良くあるSE集は残念ながら有りません・・・。良くわからないが光吉氏(と思しき)ヴォーカル曲「愛は潰えない」も収録。全72曲。
お勧め層は当然ながらVF5プレイヤーでしょうか。普段アミューズメントセンター等でプレイしていても有線音楽や館内放送などでまともに聴こえない、しかも場合によっては秒殺ラウンドでワンループも聴かないなんて事がザラですからね笑。このキャラのBGMってこんなだったのか、と発見がある事でしょう。
特にゲームのプレイヤーで無くてもお勧めできる点として、内容的にいわゆるゲームサウンドってのを意識しない創り込みなので聴き入れるポイントが多いところもあるかと。
VF5無印は有る程度キャラクター・ステージイメージに沿った創りですが、Rからはがらりと一変してギターロックサウンドへ進化、FSでその完成系となっています。ズブズビ言ってます笑。ここは結構格好良くアレンジも決まっていると思います。ジャッキーステージなんかはバンド演奏が見えた気がします笑。
そういう趣向が、ある種、VFプレイヤー層、ゲームのストイック性、ゲーム展開の高速性をイメージさせるものとなっており、3D格闘アクションのアグレッシブな印象を与えてくれます。なので、一部有る意味ギターアルバムとしても聴ける。
パッケージングは、ライナーノーツとかキャラ画とか一切無い無骨なものですが、それもストイックなVFっぽくて個人的には好感。
収録に関しては、概ね2分前後、ワンループしたりしなかったり、ごく一部微妙な曲もありますが、通して聴けば統一感が出ていてサントラとしては秀逸。
サウンドは、VF5の基盤は5.1chですが、CDの方は普通のステレオ。音圧どうとか、リマスターは如何・・・等そのあたり拘らなければ、全然聴けます。
VFを知らなくても、サントラファンならお勧め。激しいギターサウンドは恰好良い。
ゲームのサントラ、ましてやアーケードなので、おそらくは出荷枚数もそんなに多くないと思いますので、ファンは市場に有るうちにどうぞ。
同時期に稼動したSC2と聞き比べると、VF4EVOの曲はでしゃばり過ぎていないが、ふと対戦を思い出したときには頭に残っている、という曲が多いように思う。レイフェイやパイステージの曲は覚えやすいフレーズで印象に残りやすいがこれはこれで「戦っている!」という高揚した気分にさせてくれる。
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