本邦の黒澤&三船のアメリカ版、余りにも有名なウエンの出世作。随分と古い作品であるが、今でも充分に通用する。 字幕であるので、日本の古いシネマに共通する聞き取れなさは解消される。商品の質については特段、問題はなかったし、商品の梱包、発送、到着に至るお知らせ等についても良くフォローされている。
ジョン・フォード監督といえばお馴染みのモニュメント・バレーを拠点にして、数々の西部劇を製作したが、最高峰は本作だと思う。
とにかく面白い。偶然一台の駅馬車に乗り合わせた乗客たちの間で繰り広げられる人間ドラマも面白いし、クライマックスのアパッチ族との攻防など、アクションも満載で、今観ても非常に見応えがある。リンゴォ・キッド役を演じたジョン・ウェインは本作への出演で注目株になり、アル中の医者役を演じたトーマス・ミッチェルは、アカデミー賞助演男優賞を受賞している。
「観客を熱狂させるには何が必要か」ということを第一に考え、ジョン・フォード監督が製作した西部劇の金字塔。96分という手頃な時間も嬉しい。西部劇のファンならずとも、「西部劇なんてドンパチやってるだけでしょ」という先入観を捨てて観ていただきたい。きっと満足していただけるはずである。
名作映画DVDに漫画がついてる企画が面白い。 映画は勿論文句無い極上のエンターテインメントなのだが あまり期待してなかった漫画の出来も凄くいい。 初めてこの「駅馬車」に触れるなら、まずざっくりと漫画を読んで そのあとジックリと映画を堪能して欲しい。 そしてまた漫画を読むというのが楽しい気がする。
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