全編が、16歳の黒人少女プレシャス(ガボレイ・シディベ)のモノローグのようなナレーション、現在形の映像、フラッシュバック、願望の映像がたくみな編集で構成されています。 アメリカの格差は日本の比じゃないですね。超リッチ、超エリートと超プア、超不幸が同居している。そして、この映画には、貧困者層の家庭内暴力、家庭崩壊、校内暴力、貧困、福祉制度への寄生、未成年少女の妊娠、エイズといった問題が鋭く描かれます。 監督は主人公に同情する様な映画にはしたくなかったという。そのため、本作は実は多くのユーモアに溢れており、作品を観終わった後は、色々考えさせられますが滅入ってしまう事はないです。
肥満した巨体に拗ねた視線、孤独と絶望の中で、唯一空想の中に楽しみを見出している少女。16歳になっても読み書きができない。劣悪な家庭環境による教育の欠如と福祉政策がもたらす勤労意欲の減退が、さらなる貧困を生む...。 モニークが迫真の演技で演じるこの鬼婆的な母親は、生活保護を当てにし、プレシャスを使用人のようにこき使う。そこにあるのは娘に対する愛情よりも憎しみ。実の父の子を産み、義父の子を妊娠中のプレシャスは、母にとって「自分の男を寝取った女」。それがたとえレイプであっても、母はプレシャスの気持ちに微塵も同情を見せないのだ。出産したプレシャスの赤ちゃんを床に『投げ捨てる!』ことさえしてしまう。
そこに決定的に欠けているのは愛。愛された記憶のないものに他人を愛することはできず、負の連鎖は親から子へと受け継がれていく。物語は彼女が米国社会の最底辺から少しでもましな場所に這い上がろうとする過程を通じて、無知がいかに大きな罪であるかを訴える。
どの俳優も皆ハマリ役であるところが凄い。シディベ、モニークしかり、スーパー・スターとしてのバックグラウンドを全く感じさせないでレニー・クラヴィッツはトレードマークであるサングラスを外し看護士ジョンに扮し、マライア・キャリーはプレシャスを親身に気遣う一介のソーシャルワーカー・ワイズ役にほぼノーメイクで挑んだ。 中でも、登場した瞬間からその役になりきっているのは、ミズ・レイン先生を演じるポーラ・ハットン。やっかいな生徒をかかえながら、まったくめげることもなく、絶対の存在感で演じています。
妊娠を理由に退学になったプレシャスは、民生委員の勧めでフリースクールに通いだします。教室には様々な理由で学校に通えなかった若者が集い、やがてプレシャスは胸の思いを文章で表現する喜びを覚え始める。以前の学校では“透明な存在”だったプレシャスが、授業中に発言を求められ、戸惑いながらも「認められた気がする」と語るシーンが印象的でした。
以下、結末にふれています。ご注意願います。
子どもを生み、母親と決別したプレシャスは、レイン先生の翼の下からも離れていきます。乳飲み子ばかりか、障害を持つ長女をも引き取り、HIVという時限爆弾を抱えた体でひとり社会に踏み出す16歳に、明日はあるのだろうか? しかし、どん底で開き直ったヒロインの決意が、観る者に不思議な勇気と感動を与えるのもまた事実。それでも運命は切り開いていくものだという人生の真実をプレシャスは学び、己の力で歩きだす決心は前向きな希望を与えてくれる。プレシャスは、ふたりの子供を抱えて胸を張って歩きだす...。
趣味で声楽を習っていて、先生から紹介されました。これは凄いです。甘たるくなく、生姜のようなシナモンのような感じで、喉がぼわーと熱をもっているような時、そこにはりつくような感じで効き、声のかすれやひっかかりなどが全くなくなります。プロポリスの味が苦くて刺さっていやだ、という人でも大丈夫な程度におさえてありますし、すーと涼しくなるのではないので、かえって信頼できる気がします。 音大とカンロ飴の共同開発とのこと、朝、喉が風邪っぽくて声が出にくい、あるいは声を使いすぎた(一応しゃべる仕事なので)というような時にひとつぶで絶大な力を発揮。喉にうるおいパワーを戻してくれる感じです。どんなに他が変でも、声だけはやられないです。こんなのは初めて。
小袋に移して持ってあるくようになりました。風邪も、喉から来たなと思ったとき、これと葛根湯で即止まります。ぜひお試しください。
このライヴを観る度に'90年代のドレッド・ヘアーを振り乱して叫ぶ、Lenny を懐かしく思う。
内容は相変わらず、今日のライヴはやりたくないとか駄々をこねる。
2000年以降の彼を物語っている言動である。
日本公演もなめてるかの如く、公演中止も度々起こるようになり、当日まで心配で仕方ないライヴ。
DVD の演奏自体は、元々スーパースターなので、いざライヴが始まると、かっこいいです。
いつもの、メンバーも健在である。
追記
髪を切った時は、また伸ばす楽しみが出来たと語っていたのに、短くなる一方である。
あの髪型は、頭皮は痒いし毎日は洗髪出来ないのは理解しているが、残念だな。
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