実地に観ていましたが、まさかこの「光石の巨人」期を再現してくれるとは! このライブ一番の収穫でコーフンのシーンでした。 なにしろメンバーほとんど全員で、あのイカレた扮装まで 再現してくれます。 この期の曲を演奏することはありますが、格好まで同じにしてくれる事は もうまず無いでしょうから、ダイナマイトポップスの泉谷が好きだ! という方は必見!!
懐かしい泉谷しげるの「春夏秋冬」や「黒いカバン」を聴きたいと思って、彼の初期の傑作アルバム『春夏秋冬』の全曲を聴きました。 泉谷のストレートで熱いメッセージが満載されています。
「地球がとっても青いから」や「狂走曲21番」に込められた泉谷の熱く苦いメッセージを聴きながら、当時の若者に共通したやるせない閉塞感を感じました。 どちらの歌詞の中にも「四畳半」というキーワードが記してあります。当時、四畳半フォークというジャンルがあり、生活派フォークや私小説フォークとも呼ばれていましたが、泉谷の作ったこれらの歌は、それらの典型だと感じました。
ほとんど、泉谷の作詞・作曲です。これらの曲を聴いて、若者のメッセンジャーという役割を果たしていたと思います。懐かしい「黒いカバン」の作詞は岡本おさみですが、泉谷と同様で、その歌詞に込められた公権力への反発は、多くの若者から支持されたものでした。
「街はぱれえど」で見せた屈折した思いや「化粧室」へ込められた皮肉や「帰り道」での閉塞感は、彼の真骨頂を表わしていると言えるものでしょう。
そして名曲「春夏秋冬」へ。やはり名曲ですね。詩もメロディーもいいし、泉谷のハートがまたいいです。そして当時の若者の愛唱歌となりえているのがもっといいですね。
泉谷しげるは単なるおやじではない。 こうるさい人の良い(笑顔が妙にかわいらしい)おやじでもない。 単純に天才である。本人が意識していならいしが。だから天才である。 実は映像は要らない(歌詞と迫力がすべて)。 と思っているファンも多い。 でもライブをみるべきである。特に若いころ。 もうライブをやるか微妙な年である(昔のような飛びまわりの)。 だから貴重である。既に歴史かもしれない。数少ない人だけにとってかもしれないが・・・
1975年の作品。しかもライヴ晩。久しぶりに名盤復活です。 しかも音もうんと良くなって嬉しいばかり。 泉谷しげるはやっぱりライヴがよく似合う人。 パワーにあふれ、さらっと弾くアコギもカッコいいじゃないか。 このライヴでは、ラストショーとイエローがバックを勤めてるが なかなかリズムとソウルフルな音も好き。 泉谷しげるは、この日「王様たちの夜」を向かえたのだろうか。
曲数ではわずかに、同時期行われたジュリーの 還暦コンサートに負けてしまいましたが、 「一曲歌うと息があがっちゃう」 と村上ポンタさんに書かれてしまった 泉谷さんが猛ハッスル!!
新曲が久しぶりにギターかきむしる系の 曲なのもあって、息も絶え絶えの泉谷さんに 熱くなる内容でした。
この一枚目はまだ代表曲お披露目的なノーマル 選曲が多いですが、二枚目・三枚目は 「えっ!?それも演んの?あれも歌うの? おまけにその格好まで再現するの?」 な仕掛けとサービス精神満載ですので、 ルーザー以降の泉谷さんはどうもフットワークが 重い、と聴いていなかったファンにも観てほしいです。
最後の部のラストに、仲井戸麗市さんと下山淳さんも 参加します。
若いメンバー中心のバンドとの相性がイイ!! やっぱり泉谷さんは若いメンツに煽られて、 煽り返して光るオッサンです!!
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