NHKドラマの「リメイク」作品です。 NHKの名物プロデユーサー、和田勉氏の代表作が原作ですから、それとの比較がなされることは製作サイドには十分わかっていたことでしょう。原作の要素をバラバラにして再構成したような感じがします。 ドラマは母親が生きている頃と亡くなった後の1部、2部という別け方をしていましたが、森田監督は全編を一まとめにしたかったようですね。 そのために、省略と書き直しをかなり加えていますので、原作本を読んでいるか、NHKドラマを見ていないと理解しにくい分はかなりあったのではないかと感じられました。 キャスティングは豪華ですね。 お父さんが仲代達也さん。立派に見えます。 お母さんが、八千草薫さん。NHKドラマでは次女役でした。 次女の主人が小林薫さん。それに4姉妹。 キャスティングの後でシナリオを書き換えた可能性もあるかな、と思いました。 原作通りでない映画「阿修羅のごとく」も面白いと思いました。
原曲→8bit変換。 「言葉にできない」など名曲のカバーなので心配しましたが 期待を裏切らない内容でした。
桜井幸子版に思い入れがあったのでTV放映時は敬遠してたのですが、DVDが出たので見てみたら、見事にはまりました。 なにしろ、彩ちゃん演じる町田雛が可愛い。 これはただ上戸彩ちゃんがかわいい、ということではなくて、表情とかセリフとか、彩ちゃんの演技力によるものも大きいのではないかと感じます。 僕は力のある女優さんなんだな、と思いました。
「たとえばぼくが死んだら」。字面だけだとなんて強烈な歌詞だろう。「たとえば」という言葉でくるんでいるとはいえ、その後には「ぼくが死んだ後」の世界が、彼女のデリケートな声で語られていくばかりだ。 それにしても、そんな夢ともうつつともわからないような歌をくるむサウンドがとても優しい。例え歌詞が生を離れていこうと志向するものだとしてもこの美しい伴奏に癒される。彼女の切ない歌を暖かく見守る編曲者の視線さえ感じるほどだ。 これは今の見かけだけ優しそうなヒーリングミュージックなものよりもっと質が高い、人生そのもののを癒すものだと思う。
没後31年経ってアンソロジーが出るとは! 彼の偉大さを痛感する。 発売元に感謝します。
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