レッド・オクトーバーを追え! スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
既にDVDは所有していましたが、画質が悪いのとDVDプレイヤーでHDMIで出力するとアスペクト比が変わって横に引き伸ばされるのでBlu-rayでの販売を待っていました。
まだBlu-rayで見た訳ではないので、画質についてはなんとも言えませんが、ストーリーは秀逸です。
当時、「沈黙の艦隊」にも影響を与えた(というより沈黙の艦隊がパクった?)魚雷の封殺方法などもドキドキさせると共になるほどぉと唸ったものです。
原作も読んでいますが、原作を大幅にカットしたのは致し方ないです。
冷戦時代を書いているので、現状とはそぐわないですが潜水艦物の中では1番面白い映画だと思います。
ショーン・コネリーの演技も素晴らしいし、アレック・ボールドウィン(本当の主役はこっち)、サム・ニール、スコット・グレンの演技も素晴らしい映画です。
レッド・オクトーバーを追え! アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
トム=クランシーの「ライアン」シリーズは、いわゆる冷戦が終わってしまったことで、その「迫真性」を失わせてしまった。最後は、「日米開戦」にまで進んで、ライアンがアメリカ大統領になるところで終わる。
この作品の原作は、まだ、東西冷戦構造が残っているときにかかれたもので、厚い文庫2冊を一気読みさせる迫真性があった。
映画化は、時期からすると、少し、時代遅れになってしまった感じがするが、それでも、充分な真実味を伝えてくれる。 毎度、原作を読んでから映画化された場合に感じるのだが、映画化するに当たって、原作の瑣末ではあるけれど、後に充分意味を持つさりげない記述が、省略される場合が多く、そのために、「深み」に欠ける印象がある。
今作品にもその傾向があるが、しかし、充分に鑑賞に堪えられると思う。
昔の角川映画のキャッチフレーズではないが「見てから読むか、読んでから見るか」で言うならば、僕はこの作品は、見てから読んだ方がいいと思う。
ユンカース・カム・ヒア [DVD]
(※)超個人的なレビューとなりますが、お許しください。
自分も小学生時代ひとみと少し似たような状態でした。
(状況としては、劇中の一家よりもずっと悪かったです)
家庭がゴタゴタしており、いつも周囲の人間に対して気を配っていました。
そのためか、割と感情移入しながらみました。
「しっかりしてるね」と言われるひとみ。
ききわけの良すぎる子供であるひとみ。
子供なのに大人のような役目を演じなければならないひとみ。
それって、いわゆる「アダルトチルドレン」ですよね。
両親が大人の役目を果たしていないからそうなるんです。
でも、ひとみはケイスケさんの言うとおり、立派な子供です。
だから、無理にしっかりする必要なんてないし
もっと子供らしくわがままいってもいいと思います。
両親から好かれるために「いい子」でいる必要もありません。
ラストシーンで「いい子にするから・・・」というひとみ。
それに対して、そんなことしなくていいから・・・!
と私は思ってしまい、いつもここで涙が出てしまいます。
「いい子」にならなくたって、人は愛される資格があるんです。
私の幼少期の嫌な気持ちを優しく癒してくれた作品です。
値段は高いですが、その分サウンドトラックがついているはずです。主題歌『ホントの君、ウソの君』も本当にいい曲なので(特に歌詞)、木根さんのCDを聞いてみてください。