やはり、元気をもらえる数少ない作品の一つだなと 私は思います。 1で、初めてコリン・ファースを見たときには、 「いまいちなじめないかも…」と思っていましたが、 見れば見るほど、だんだん味の出る俳優だな~と今は思ってます。 結局、「高慢と偏見」まで、見てしまいました。 2は、映画館で見ましたが、おじさん2人が頑張ってますね。 水の中に飛び込んだときは、頭のあたりがちょっと心配でしたが。 レニーの太り具合も、1を超えている! 「これを最後にしたい」と、彼女が考えたのも納得でした。
親友の婚約者を好きになってしまった主人公のレイチェル。
もうやめよう、と何度も思うのですが結局彼を諦められず。
海外のコンテンポラリー小説を読むと「日本ではありえない!」という
内容が多いのですが、これは日本でもありえます。
ええ、十分に。
親友でもありライバルでもあるダーシー。
彼女の婚約者のデックスとは大学からの旧知の仲。
最初は彼らの結婚のことを考えないようにしますが、
式が近づくにつれ不安と焦りがレイチェルを襲います。
本を読んでいて、
「あ〜もう、その気持ちわかるー!!!」
と何度思ったことか。
最後に彼女は賭けに出るのですが、その後がまたかっこいい。
ただ泣き寝入りするのではなく、前向きに自立しようとします。
その分ラストが少々あっけなく感じる気がしますが・・・
でも、とにかくおもしろい事は間違いなし。
さすが全米で100万部のベストセラーになった本です。
彼女、本当に可愛いですね。 1作目で大好きになったのですが、続編を見るまで少し時間を要してしまいました。 それでもブリジットの愛らしさは何一つ変わっていませんでした。 女性の悩みは「太った」ということが多いのですね。 多分、男性から見たら少し太めの女性の方が人気があるのではないかと思いますが、よく理解できない部分です。 ブリジットは大きなお尻と度重なる恥ずかしい思い出から恋愛と良い男に懐疑的になっている女性です。 続編では、コリン・ファースさん演じる弁護士と出会いましたが、肝心なところでつまずいてしまいます。 そこに、ヒュー・グラントさんが登場。彼は幸福そうな女性に寄ってくる二枚目の寄生虫男です。 その間で揺れるブリジットは自分だけが周りから愛されていることに気が付きません。 自分の美しさに気づかない女性ほど魅力的な女性はいないでしょう。
ところで、『セックス・アンド・ザ・シティ』は独身女性の性を含んだ本音を語って大人気になりましたが、この流れには『ブリジット・ジョーンズの日記』が開拓者としてあったのではないかと思っています。 本当のことは知りませんが・・・。 レニー・ゼルウィガーさんの愛らしいFATが素敵です。
「高慢と偏見」の文庫とBBC制作のドラマを見、さらにそれに影響された作品という本書の映画版 を観てここにたどりついたクチです。
先に書いてしまうと、映画版の方が全体的には面白かったし良かったです。 この本では映画よりも事細かにブリジットの生活が描写されているのですが、それが、一応 応援したくなるような奮闘ぶりなのですが、あまり進歩がなく時に下品な彼女にあきれさせられる 部分もあり・・・ 特に、非喫煙者でお酒も日常的に飲んだりしない私には、彼女がズルズルタバコを吸ったり、 時にアルコールをがぶ飲みする様はだらしないな〜;という心象が際立ってしまいました。 また、どう考えても「たらし」でセクシーだけど下品な「ろくでもない男」ダニエルに惹かれて、 くっついたり元さやを期待したりする心情もよくわからず。。。こういった部分は映画版の方が ライトに・コミカルに描かれていて、共感できなくとも楽しめました。
また、ミスター・ダーシーがブリジットに惹かれていく様もこちらではちょっと無理があるような・・・ 一応小さなエピソードがちりばめられているのですが、あんなに素敵で完璧なダーシーさんが、 あんなにダメダメでだらしな〜いブリジットにそんなことで惹かれるかな?と考えると、小説とはいえ かなり非現実的・唐突に思えます。 最後の最後もちょっと、、、、すごくロマンチックで「独身女性の夢!」なシュチュエーションですが、 ダーシーさんのキャラが変わっちゃってる?別人?と思いました(笑) そういう点で、「ダーシー氏が徐々にブリジットに惹かれて行く様子」も映画の方が映像や表情でよく 表現されていましたし、ラストも同じ「現実ではありえない」ものでも、映画版の方が2人の キャラクターを考えた時にしっくりくるし、好きです。
逆に映画よりこちらの方が良かったのは後半のエピソード!!母親の不倫が周囲を巻き込んだドタバタ事件に 発展して行く様子! 映画版を見た時は、ダーシー氏の性格や財力・社会的ランク以外はあまり「高慢と偏見」の影響を見出せなかったのですが、 こういう後半の展開がそうだったのか!とよくわかり、ファンとしては大変満足しました。
お母さんのキャラも映画より強烈で(ブリジット目線でみるとすごくげんなりするのですが)面白いですww
それから、すごく勉強になったのは9月23日の日記。 かなり正式な「三人称で書かれた」パーティーの招待状の返事の書き方について。 「自分が招待状に返事を出すために自分自身に雇われた想像上の人物で、招待状を出すためにパーティーのホスト またはホステスに雇われた同じく想像上の人物に返事をしているみたいに・・・」書くというもの。 例文として?本文には 「ブリジット・ジョーンズといたしましては、大変残念ではございますが、出席する事ができないと・・・・」 等ありました。
なるほど、イギリスの(昔の?)上流階級ともなれば使用人や執事さんがいて当たり前だから、主人自らパーティーの 招待状や返事を書いたりはせず、執事さん同士がやりとりをしていて、その名残が今もあるのか〜!と 大変興味深く読みました。とてもイギリスっぽくて優雅で素敵ですよね! ブリジットは「これって、三人称で書かれた例の気取りまくった招待状じゃない。〜」と言っていましたが(笑)
まとまりのない感想になってしまいましたが・・・ すごく人生について考えさせられる・・・というような本ではなく、娯楽色が強い本ですが、 エンターテイメントとしては気晴らしにうってつけ。 日常がマンネリ化してて、ちょっと刺激と元気が欲しい時に読むのにぴったりな本だと思いました。 軽くて楽しい本が欲しい時にオススメです。
2作品観ての感想。
もちろん女性であればブリジットに感情移入させればいいが、
どうも素直すぎてドジばっかする主人公になぜか男でも「がんばれ」とエールを送りたくなる。
そんな2作品。
そのドジっぷりもありえないということではなく、
極めて日常的に犯しやすいシチュエーションであり、
非常に親しみやすいことばかり。
設定がぶっとんでないことでリアリティーを感じ観る者の心を奪う。
ラブコメ常連のヒュー・グラントが・・・
おっと、結末は観てのお楽しみということで。
画質は時折グレインが強く出る部分(ごくわずか)が気になるが、
ほとんどはおおむね良好。
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