このナイトビジョンはまあまあといった感じです。 真っ暗闇にずっといると、目が慣れてきますが、物体の輪郭が見える感じは、ほぼ同じです。 しかし、少しでも明るいと普通の目の何倍も明るくするので、都会の夜空の星を見てみたりしたら、結構みえます！ あと、部屋のスイッチについている赤色のランプなど、人の目では増幅しない赤色もきっちり増幅することにはびっくりしました。 はやく、キャンプに行って真夜中で使用してみたいです。 現状は、過剰な期待は禁物です。
ヴァイキングという言葉から何を想像するだろうか？それは独特なシルエットを持つヴァイキング船に乗って襲来する完全武装の野蛮な戦士の集団だろうか？たしかに彼らにはそのような一面もあり、当時のヨーロッパ人からは、悪疫の様に恐れられていた。しかし、彼らの生活を詳細に調べてみるとその素顔が見えてくる。この本は、八世紀から十一世紀にかけて活躍したヴァイキングと呼ばれた古代スカンジナビア人について総括的に扱ったものである。最初の章では、何故彼らが海を越えて遠征に乗り出すようになったかの経緯が説明されている。この章で特に目を引くのはノルウェーのヴェストフォル地方で発掘されたほぼ原形をとどめた状態のヴァイキング船の写真であろう。機能性とヴァイキングの職人たちの高い芸術性を併せ持つその流線型のフォルムは、ため息が出るほど優美である。ヴァイキングは、こアイスランド、グリーンランドに入植し、そのうえ驚くべき事にコロンブスの数百年も前にアメリカ大陸発見し、一時的に入植さえしている事実に驚愕させられた。彼らは、アメリカ大陸を”ヴィーンランド（葡萄の地）”と呼んでいたらしい。またあるものは、東へ進路をとり、広大なロシアの平原へと向かった。彼らは、ルース人と呼ばれ、これがロシアの語源になったらしい。ヴァイキングとロシアの関係など今まで考えてみた事もなかったが、こんな事実を知ることができるからこそ歴史は興味深い。後半の章は、ヴァイキング達の生活と彼らの神話について説明されている。野蛮さがイメージとしてある彼らだが、彼らは基本的に祖国では普通の農民であり、シングと呼ばれる民会が決める法にしたがっていたらしい。そして彼らの職人は当時のヨーロッパで最高水準の技術を持っていた様だ以外と知られているようで知られていないヴァイキング達について知るための最適の入門書としてお勧めの一冊です。
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