「性」と「暴力」、「政治」をテーマに、時代を疾走するスキャンダラスな映画監督若松孝二のBOX第4弾は、最も若松色が濃く出た、極めて刺激的な作品集だ。内田吐夢の、あの「飢餓海峡」を蹴飛ばし、ベルリン映画祭に日本代表として選ばれ、"たかがピンク映画ごときが"と、良識派、保守派の識者から国辱モノと蔑まれた「壁の中の秘事」、盟友足立正生との数多くの共同作の中でも、最もアバンギャルドで観念的なSM映画にして、平岡正明や松田政男、種村季弘らが絶賛し、一躍反体制の寵児と持ち上げられた「胎児が密漁する時」、そして、同じくアンダーグラウンドの旗手だった唐十郎を主演に迎え、インテリたちを嘲笑し、欲望と憎悪が渦巻く情念と怨念が噴出したパート・カラーの傑作「犯された白衣」と、今日では正直、観る事がへビィに感じてしまう3作だが、口当たりの良いウエルメイドなモノだけが映画ではない、あの喧騒とした60年代後半に、熱気と共に生まれ、一部の人々に激烈に支持された過激な代表作を再確認できる。
映画のプログラムですから、若松監督や寺島しのぶ、大西信満のコメントも載っていますし、映画のシナリオも掲載されています。
しかし、それ以上にこの本で貴重なのは、昭和における詳細な年表と詳細な用語の解説です。 これを丁寧に読んで行くと、昭和初期から一直線に太平洋戦争に向かい終戦を迎える経緯が実によく解ります。 又、沖縄集団自決の証言や元BC級戦犯死刑囚の証言、フィリピン残留日本人の証言等、貴重な発言が読み応えがあります。
映画のパンフレットと言うより、終戦から65年を経て、もう一度過去の戦争を考える上で貴重な一冊です。
子育てにイライラする、仕事をしないと社会において行かれる、家の中が片づかない・・・と、焦る気持ちばかりが先行していた時にこの本に出会いました。焦らなくてもいいんだよ。そういう時期が来たら仕事をすればいい、だから今は子供に向き合って・・・そんな声がしてとても励まされました。
高校生の頃、部活の試合の帰りに映画館で7、8人で興奮しながら見たのを思い出して迷わず購入しました。 やっぱり、中村れい子さん綺麗ですね、最高です。
写真ではわかりにくいですが、微笑んでる感じのかわいらしいスナフキンです。
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