素晴しいです。皆さんも買って聞いてみて下さい
注目は青短高学園祭の第20話。まさか動く「大冒険」が見れるとは。さあ、あなたも「超スペクタクルサスペンスロマンスアドベンチャーサイバーパンクホラー大作」を堪能しよう!!これを文化祭で上映する映研の皆さんには敬意を評します。ちなみに映画を見終わった直後のセリフでは原作とアニメの梢ちゃんの感性の違いが表れています。やはり、どちらかと言うとアニメの方が少しだけ、普通の女の子に近く彼女を描いていますね。もちろん部長さんも登場。瞬間移動や占いなど様々なわざを見せてくれます。 特典は2006年度カレンダー。中身は既存の絵ばかりですが、表紙に白鳥君の自画像(?)が描かれています。彼が描いている設定だとすると本人の絵がないんじゃないかと危惧していましたが(私は白鳥君のファンなのですよ)その不安も解消、大満足です。
第13話は初めてのアニメオリジナルストーリー、鳴滝荘の紹介話です。ラストは少し奇妙(白鳥君と梢ちゃんの共通の曾祖父母が鳴滝荘を経営していたのだろうから、あの二人はまあいいとして・・・)ですが原作の雰囲気から外れることもなく楽しめると思います。 第14話は原作にあった絵本「ハル」を白鳥君がどのようにして作っていったかが描かれており、これもオリジナルと言えるでしょう。 第15話は5人目の人格、棗のお話。こちらは原作と流れは同じですが、やはり異なる点もあります。 全体として、この巻は原作の愛読者でも新鮮な気持ちで見ることができ、未見の人は絶対見るべきだと思います。もちろん既に見た人も買うべきですよ!
物語としてはラストに近づくほどクライマックスを迎え盛り上がりますが、第16話の「千客万来」と第17話の「そらのいろ」が収録された第6巻には特に愛着が湧いてきます。
「千客万来」では登場人物のほとんどが鳴滝荘に集まって、本作品全体に流れているテーマ「心の交流」を象徴したエピソードになっています。白鳥隆士が通う皇(すめらぎ)デザイン専門学校の先生である銀雅(しろがねみやび)、梢と珠実が通う青華短大付属高校のオカルト研部長(最高のドM!)、黒崎沙夜子の実家である水無月家のまひる、メイドのタチバナと空木桜(うつぎさくら)など、ユニークなキャラたちが総登場してくれます。オールスターキャストのとても豪華な回です。
また「そらのいろ」では、まほらばの最重要キャラである茶ノ畑珠実の人間的な成長を梢と出会った過去に遡って描いています。ここでの珠実のモノローグ『梢ちゃんの話はいつも平凡でフ〜ンで済ませられるものばかりだったけど、不思議に退屈することはなかった』が蒼葉梢の本質を表現しているように思いました。
まほらば全26話の核となるストーリーであり、見逃せない巻だと思います。
自分の夢にまっすぐ進んでいけるなんてうらやましいな~。 自分の夢を応援してくれる人がいるなんてうらやましいな~。 そんなアニメです。
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