【小学生英語指導者資格】の講義で使用しました。講義で使用するには問題なかったのですが、自宅や教室で使用するに当たってはCDが付属されてないのであまり役に立たないと思います。
言語活動の充実に関する基本的な考え方が述べられた後に,各教科の指導事例がたくさん載っています。言語活動ということばは,たくさん聞かれるようになっていますが,考え方がよくわかっていなかったので,この1冊は重要でした。
監督ネルソンはブルガリアに実際と同じ設計図で映画の舞台となる焼却炉を作りました。そのため、視聴者に臨場感を与えてくれます。「映画の内容」:総体的に見て内容は豊富(過ぎ)です。だからといって、登場人物が多いわけではありません。ただし(!)、私は導入部で戸惑ってしまう可能性があると考えています。話は怒涛の如く進んでいきます、ですが登場人物が「だれ」でどんな立場なのか分からないからです(導入部で誰が誰なのか知る術が少ないのです…)。内容が豊富な上に、人間関係が複雑で、与えられる視覚的な情報量が膨大過ぎます(バードビューで撮影される時は特に!)。できれば、もっと序盤から、ガス室で生き残った少女に焦点を当てて欲しかった…。そして、せっかく、素晴らしいセットを作り、臨場感をアピールしようとしていたのに、人物に感情移入してしまう前に終わってしまったように感じます。この映画のように、たった2時間でアウシュヴィッツの全てを語ろうとするのは不可能です(監督はそれだけ熱意があったのかもしれませんが)。アウシュヴィッツについて知識のある方は特にアウシュヴィッツを理解する難しさを実感しているはずです。そして、現実に歴史修正主義が存在することも、事実の理解の困難さを証明しています。また、この映画はトコトン収容者の立場にたって作成されているように感じられます。ですから、見終わったとき「収容者がかわいそう!」という気持ちに留まらせてしまい、何かメッセージ性を感じにくい。アウシュヴィッツ解放から50年経った今ならば、「収容者とナチから何を得るか」を考えさせられる映画であって欲しかったです。But!否定的なことばかり述べてきましたが、私はこの映画を多くの方に見て頂きたい!なぜならば、この映画がDVDで見られるからです。つまり、何回も繰り返し見ていただくことができるのです!ぜひ、この映画を何回も見て欲しい…そうすることで、複雑な相関関係はおろか、この映画の膨大な情報量にも対応できるはずです。そして、この映画から何かを得て欲しいと思います(と述べる私もそうしなければなりません)。迷っているならばぜひ購入を!!
藍川氏は「これでいいのか、にっぽんのうた」などの著書を見ればわかるが、日本歌曲を日本語の発音に無頓着に歌われている現状に問題意識を持っている。
日本語本来の発音の美しさ、正確さに人一倍野こだわりを持っている。
俗に言う文部省唱歌というものは、やはり学齢期の子どもたちを対象に書かれたものだからだろうか、やはり気楽に軽く歌われる傾向が強いように思われる。
しかし、氏はいたって真剣に真摯に文部省唱歌と向き合っている。
日本語の発音についても、しっかりと発音されているのが分かるし、楽曲を省略や変更することなしに、オリジナルの原点を尊重している。
文部省唱歌は製作段階からいろいろと著作の問題などでいろいろ問題をはらむ要素も含み、オリジナルの尊重というと一筋縄ではいかないところももちろんある。
しかし、できうる限りオリジナルの尊重をしており、これだけ文部省唱歌を大事にしている歌手も実のところいないのではないかと思う。
以前「木下恵介」作品集のCDは酷評をしたが、このCDに関して言うならば、日本歌曲の芸術性の尊重がプラスの方向へ働いているように思う。
木下作品集では、やはり作曲の過程が映画音楽や大衆音楽であり、それを考慮するならば芸術性の尊重がそのまま大衆音楽などを下位に位置づける価値付けが行われてしまう危険性をはらむし、実際にそうなってしまっていた。
俗に芸術歌曲と言われる楽曲とは違い、楽曲それ自体からそれらが作曲され歌われる文脈性を排除してしまうことによって、価値が大きく変わってしまうものであり、楽曲そのものが持つ芸術性の尊重のみでは歌いきれない要素を持つのだ。
そもそも楽曲そのものだけでなりたっている歌曲の方が少なく(厳密にいえば存在しえないかもしれない)、作曲され歌われる背景から歌詞の内容を問わなくてはならない、またその時々の歌手や聴衆の存在も、歌曲の価値を左右しえる。
しかし、文部省唱歌の場合はいわば官製歌曲であり、そういった価値付けの問題をはらむ危険性が少ない。
それゆえに、CDを聞いていても木下作品集を聞いていて感じた疑問や葛藤などを感じないで、藍川氏の問題意識が歌唱にそのまま反映されていることを素直に聞くことが出来た。
「提要」ってなんだという感じがするかもしれませんが,「小学校段階から高等学校段階までの生徒指導の理論・考え方や実際の指導方法などについて,時代の変化に即して網羅的にまとめ,生徒指導の実践に際し教員間や学校間で教職員の共通理解を図り,組織的・体系的な生徒指導の取組をすすめることができるよう,生徒指導に関する括弧苦・教職員むけの基本書」としてとりまとめたものだそうです。ですから生徒指導に関するあらゆることが網羅されています。問題行動に限らず生徒の発達や健康や道徳教育なども細かく網羅し,発達障害などについても含まれています。学校種を超えて生徒指導に関して共通理解を図るには,共通の用語を用いないと誤解やすれ違いが起きる可能性が増しますが,この本を基本にしていれば間違いなさそうな感じです。文部科学省のホームページからもPDFでダウンロードできるものではありますが,その情報量を考えると紙ベースで読める方が望ましいと思われます。値段は290円ですので,大判でかさばるものの教員ならば校種を超えて1冊持っていたいものだと思います。
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