放射線治療の有効性と最先端技術を解説した書です。 外科的手術、放射線治療、抗がん剤が、癌の3つの治療法ですが、CTやMR、それに治療に使用する放射線機器の進歩で、放射線治療は急激に改良されている。
確かに、コンピューターと並行的に進歩できる治療法は、放射線治療ですね。 将来、あるいは現在も、癌治療の基本は放射線治療かもしれない。 日本には、放射線についてのアレルギーがありすぎるのかもしれない。
放射線治療ができる医者が少ないという現状の紹介もありました。 いざというときは、必ず、放射線治療の可能性を確認してみるべき。 健康診断についての知識を得たいと思って手にしたのですが、現代医学について、おおいに収穫がある一冊でした。
御用学者が仰るには低線量でも放射線は人体に悪影響があるとか、、 3.11以降特にこういうことを仰る方々が増えていますが、、 中には3.11以前と以降で発言内容を180度変更される方もいらっしゃったりと・・ TV、メディアの報道はあまり気にしない方なので今回もネットで情報を収集、解析した上での購入となりました。 主にお風呂で使わせて頂いております。 家族は3人、私(52才)と父(82才)それに母(78才)です。 一言で言うと普通のお風呂がラジウム温泉になる! と言うことですね、いい物にめぐり合えました。 有難うございます。
放射性物質が体内にとりこまれる結果生じる「放射線による内部被曝」の怖しさについて書かれている.広島原爆時に直接被爆していないが被爆直後に市内に入ったために重い放射線障害を受けた人々の例と、イラク、ボスニアなどにおける住民や米軍人の劣化ウラン弾による被曝の話が主に扱われている.前者は著者肥田氏が広島での被爆体験にもとづいて、後者は鎌仲氏がイラク・レポートを原点にして書く.末尾に二人の対談が載っている.話は具体的で説得力がある.これまで「内部被曝」が故意にといっていいほど無視されつづけてきた政治的あるいは社会的背景が明らかにされる.戦時や戦地でなくても、日常生活を営む人々も、核実験や原発事故による放射性降下物や核廃棄物などを通して、内部被曝の問題と無縁ではいられない.近時、原爆による被曝も含めて、「少しの放射線は心配無用」などと説く向きもあるが、この書は、放射線被曝、核実験、核兵器などについて改めて深く考えさせるものを提示している.なお、いくつか印刷ミスがある.86頁8行目「放射線の強さは距離の二乗に反比例」に訂正.104頁12行目「シ−ベルト以上」に訂正.
中身は充実。多少難解な部分もありますが、すぐに役立つ情報もたくさん。自然な語り口で楽しめました。おすすめです!
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