Vol.1同様、沢田研二の曲が13曲中6曲も有る。「勝手にしやがれ」、「OH!ギャル」、「私生活のない女」、「絹の部屋」、「指」、「ママ・・・」。実際にリリースされたものと違うものもあり、変化する過程がわかる。 楽曲は他に、伊東ゆかりの「都会のリズム」、竹中直人の「謎とき遊び」、内田裕也の「ローリング・オン・ザ・ロード」など。
購入前は、読んでいて辛い話ばかりなんじゃあないか、と心配でした。実際は、やっぱり思ったとおり。インタビューを受ける側が、まず心理的に不安定で、心が悲鳴をあげている状態。そんな女性に遠慮しながら、プロの取材者として辛い思いでインタビューをする著者の心も痛々しい。
読んでいて決して楽しい本じゃあありませんが、もしも業界のありかたや実際の状態を知りたい人は、読む必要があると思います。特に、新たにこの業界に入ろうとする女性、男性は、まずこれを読んでからそれでもあえてという覚悟をするべきです。この業界にいるからといって軽蔑されるのは差別だと思います。しかしながら、業界が不健全な状態であり、特に出演女性に対しては極めて過酷な状態であること、彼女らの犠牲あっての業界であることは否定できません。加害者になる覚悟、被害者になる覚悟をもって取り組んでいただきたいのです。
~内容は特に語る必要はないですね。 アンジェイ・ズラウスキーの映画が好き? ーー1番は「ポゼッション」ですが、この映画の次の次にオススメ出来ます。(2番目は「狂気の愛」) フランス映画や気の狂いそうな映画は好き? ーー嫌いな方にはオススメ出来ない映画です。 ヴァレリー・カプリスキーの綺麗な肢体を見たい? ~~ ーーこの映画を最後まで見られるのであればオススメします。 (シーンは少ないが)男性陣の裸も見たい? ーーフランシス・ユステールとランベール・ウィルソンのファンの方にはオススメ。 2カ所DVD仕様に問題があります。 それは、カバーに記述されている原題に間違いがあります。 原題は「La Femme Publique」ですがカバーには「La Femme~~ Publigue」となっています。 そして、音声はフランス語なのですが、音声表示がイタリア語となっていること。 イージーミスが2カ所もあります。 発売元よ! これくらいのチェックはしっかりして欲しいものだ。しょーもないミスはするな!~
日本初公開時にはボカシで画面が見えなかったそう、それくらいインパクトのある映像でした。
女優志願ながらヌードモデルでつないでいる若い女性が、ある高名な映画監督の目にとまってドストエフスキー原作「悪霊」の主演女優に抜擢されるのですが、、、。
悪霊の撮影風景が劇中劇となり、現実とめまぐるしく入れ替わりながらストーリーや登場人物を二重構成し、舞台役者のいかにも芝居然とした饒舌なセリフまわしが映画のエキセントリックな雰囲気をさらに高めています。
主演のヴァレリー・カプリスキーのオールヌード、あられもないセックス・シーン、大司教暗殺などが絡み合い、かなりハイテンション、ラストはカーテンコールで締めるという確信犯的な凝りようです。
パリを舞台にしながらも、そこに映し出されるのは薄汚れ、貧しい、吹き溜まりのような街。
当時の東欧の状況などに感情移入し切れない部分はあるものの、ズッシリと見ごたえのある映画でした。
さすがジュリー、聴かせてくれます!まず第一曲目「指」がすごくいい!!‘人差し指…5本の指…10本の指…君を抱きしめたこの生き物で…’聴くたびにゾクッとします。このフレーズ。7分近い長い曲なのですが、まるでジュリーが演じる一本のオペラを現実に観ているような錯覚に捉われます。この曲を繰り返し聴いた夜は・・・ベッドの中まで忍んでくるような声・・・ジュリー、カッコイイ大人の男になりつつあるね!って思わず目を閉じたり・・・。確かに声の艶、パワーある歌唱力など、ジュリー本来の魅力が発揮されにくい楽曲群だったかもしれませんがそんなのものともせず、なかなかの完成度だと思いますよ。個人的には「指」「君が泣くのを見た」「灰とダイヤモンド」「影〜ルーマニアンナイト」「絹の部屋」が好きかな。この時期のジュリーはレコード会社の移籍なども含めていろいろあり、新しい自分の音楽スタイルを求めていく中で暗中模索という段階でした。そんな中で、派手な自己アピールよりも、「架空のオペラ」というテーマにいかに迫るか・・・この課題への挑戦をあえて優先したかのようなアルバムだといえると思います。その後、ジュリー自身「大人の男」へと成長していきつつ、スタイルもロック路線へと華麗な飛躍を遂げるのですが、その前に、私たちファンに残してくれた歌謡曲時代の集大成、まさにダイヤモンドのような一枚。高価でしたが聴いてよかった、お気に入りの一枚です。ファンは必聴!!
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