前作小説DQ4に比べると全体的には読みやすいつくりになっています。オリジナル設定や描写などもクセが弱くなっているので、ある意味久美氏のDQ小説を最初に読むのならば一番オススメはコレといえなくも無いです…中盤の終わりまでは。
終盤に一大イベントがあり、そこにおけるある仲間達の扱いは余り良いとは言えず、登場人物過多現象の回避の為とはいえそのやり方が少々酷いと言わざるを得ません(もっとも同社発行のゲームブックの3巻での離脱理由に比べればマシと言えばマシです)
それ以外では概ね安定的に物語が進み、展開等もゲームをやっていても納得のいく範囲なのでオススメです。
星1つマイナスは、後のDQにおける普通のスライム像とかけ離れたスラリンの口調に対してスライム好きとしての反発です。
木版画ほど知られてない銅版画と制作工程をアーサー・ガイサートが自身の美しい銅版画(彩色エッチング)で分かりやすい絵本にしている。日本と米国と工房の実際は規模や環境など違うところがあるが、児童向けだけでなく、大人が見ても思わず引き込まれる楽しさが溢れている。
人とかぶらないものをずっと探してて、見つけました!! デザインや大きさが理想的!! ただ、実物は写真より少し安そうに見えます… なので、箱をあけた瞬間、一瞬、あれ?と感じました。 しかし、手首につけたらメロメロです!笑
今では大のお気に入りになりました!
久美沙織氏の筆を十分に堪能できる一品に仕上がっています。ドラクエ小説では一番の出来でしょう。
「ドラゴンクエスト5」って、ドラクエ唯一の「ラブ・ストーリー」だったのだということが分かる。
特に青年期に成長した主人公がビアンカと再会して結婚し、結ばれるまで(なんと、デルパドールの砂漠で夫婦としての初体験)のビアンカの心の動きが上手く描写されていたと思います。
育ての両親には愛されて育てられつつも、本当の血縁のある家族を持たない故に「孤独」だった彼女が、愛する人との間に初めて血の繋がった家族を産み、戸惑いと喜びに包まれる姿が初々しく印象的です。
そして個性的な仲間モンスターも青年期の前半でビアンカが攫われた際に多くの犠牲を出して、その数を減らしたものの最後まで主人公たちと戦い抜き、裏の主役と言ってもいいくらいでした。
主人公とビアンカは石にされていた期間は年をとらなかったはずなので、
小説終了時点では主人公の石化が解けてからビアンカを探し出すまで2年かかっているので、2歳あった年齢差もなくなり2人は同い年に。
子供が生まれた時点ではリュカ18歳、ビアンカ20歳。
それから10年経って双子は10歳になったけれど、両親はまだお互いに20歳(!)。
ビアンカが「次の子供が欲しい」と言っていたように、活発で健康的な彼女は間違いなく安産型で多産型。
きっとたくさんの子供と孫たちに囲まれて賑やかな日々を送ったのでしょうね。
最初にお断りしておきますが、私はこの本や「グインサーガ・プロジェクト」を否定するつもりは全くありません
栗本氏が自分の死後も「グインサーガ」が書き続けられていくことを望んでいたというなら、それはそれで素晴らしいのではないかと思います
今後このプロジェクトが進めば、もしかしたら「グイン・サーガ」は200巻を越えて完結するかもしれませんね
ただ、最初自分は購入するつもりで書店でこの本を手に取ったんですが、結局購入せず・・・久美さん他、皆さん実力のある作家さん達だから読めば面白いだろうなとは思うんですが、やはりこういうシリーズ物を読むには単に面白さだけではなく、読み手側の思い入れというのが大きいウェイトを占めているんだなって思います
やはり俺の中での「グインサーガ」はもう終わっていたんだな、という事を改めて実感しました
今後、この「グイン・サーガ・ワールド」がどういう進展を見せるのか・・・見守っていきたいと思います
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