木下忠司さんの作品から23曲を選んだアルバムです。映画やテレビ番組の主題歌や挿入歌として有名な曲ばかりです。大衆曲を作る場合、自分の個性や芸術性を追求したい一方で、万人に歌いやすく覚えやすい旋律という拘束条件があります。そもそも、ここまでは芸術歌曲、ここからは大衆歌謡という線は引けるのでしょうか。
藍川さんの歌い方の特徴は、作曲家と詩人を尊敬していて、その意図を忠実に再現しようとしているところにあると思います。声楽家が日本の歌を歌う場合よくあるのですが、イタリア語のような発音のため歌詞が聞き取りにくいことがあります。彼女は正しい日本語の発音で譜面通りに歌っていることで評価されるべきです。自分の解釈で芸術を目指そうとしているようには感じません。
俳優などが歌う場合、作曲家の意図通りに歌わない(歌えない)ことがあります。それはそれで味なのですが、様々な癖が入ることもあります。どれが普通でどれが普通でないか、主観的な判断でしかありません。百人の歌い手がいれば百通りの歌い方があります。
彼女の歌い方を私は普通に感じます。地声の部分などが素朴な感じで、それも味だと思います。年齢の割に声が若いですね。星五つにしましたが、歌唱の技巧ではなく、この試みに対してです。世界的に一流の歌手と比較しないでください。
発売元のカメラータ・トウキョウには、このページで試聴版を提供してほしいと思います。ここにあるレビューを読む人たちは、実際に聴いてみないことには普通か普通でないか判断できません。
[追記]
藍川由美さんの歌う「そばの花咲く」の動画がネットにあります。「藍川由美 そばの花咲く youtube」で検索すれば見付かります。
小生恥ずかしながら「チャージマン研!」はリアルタイムで(月〜金)観ていた世代である。
劇中、研が「チャアァジ〜〜ング!GOォォォ!!」と叫びチャージマンにチャージする時に、テーマソングがバックに炸裂していました。
もう一回聞きてぇ〜、「チャージマン研!」が収録されているCDが出ていないかなとAmazon.co.jpで検索、見事に発売されていました。
作曲は今は亡き宮内國郎氏だったんですな。
科学の鎧を身に固め,今日も飛び行く正義のために、僕らも続け勇気を持って、「チャージング!GO・GO研 GO・GO研」
その名も僕らのチャージマン。
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