ラーメンに関してはこの人と心中したい!と思う 大好き、大信頼のおける石神氏の本!出るのを待ち構えて おりました~ もちろん!いわゆるラーメン本とは完全に一線を画すつくり。 だから「超有名店」のあの店もこの店も入っていない 今回は激戦地と言われて久しい中野駅エリアはゼロだし 東京ラーメンの代名詞荻窪駅エリアもゼロ! 潔いまでの斬りっぷりである。 そして残った精鋭300軒は、浮き沈みの激しい業界の 超優良店、店主の努力精進が伝わってくる店ばかり… 今年の旬の店が居ならぶこの本は、もちろん私の今年のバイブル。 来年には達成できそうな500軒目はもちろん この中から選ぶつもり。 一連の石神本の過去の掲載が一目でわかる○マークは 残しておいて欲しかったなぁ。
何だか「ツァラトゥストゥラかく語りき」のような題名だが、ラーメン王安藤百福が自身の哲学を語った情熱の書である。浅間山荘事件が起きた時、私は高校生だった。その時、山荘を取り囲んだ警察隊が常食としていたのがカップヌードル。理由はお湯さえあれば簡単に作れて、しかも体が温まるというものだった。これが口コミで広がり、カップヌードルは一躍ヒット商品となった。何が幸いするか分からない。今や、カップヌードルは世界中で愛食されている。これを安藤氏は「人類は麺類」と言い放つ。
カップヌードルを開発する際、安藤氏はエビを入れる事に拘ったと言う。日本人のエビ好きを見越してである。そして、氏の開発の基本コンセプトは「私はラーメンを売っているのではない。お客様に"時間"を提供しているのである」。だが勿論、上述の通り味も大切にしているのは言うまでもない。「Time is money」という言葉は英語にもあるが、これを徹底させ、更に質も落とさないというのが信条である。
机上の論では無く、長年の汗と努力の結集で即席麺を世界に広めた人の言葉だけに重みがある。即席麺の発想に辿り付くまでだけで48年間掛かったと言う。まさに即席ラーメン道を極めた麺男が語る箴言の書。
円高還元が庶民にない中で安く商品を手に入れる。今ここにビジネスチャンスがあるのに……。
「マネーの虎」で初めて観た人です。 番組内では、感情的な発言が多く、理知的な虎たちの中で、そこがまた魅力でした。
この本では、非常に丁寧に自分自身を描いています。 歌手志望でありながら、熱烈なラーメン・マニアであった川原ひろしは、とりわけ、地元の博多とんこつラーメンに並々ならぬ情熱をもっており、若き頃から、自分で作っていたそうです。
「売れっ子の歌手になる!」と勢い込んで上京したものの、なかなか思い通りにいかず、悶々とする日々の中で、彼が目をつけたのが、ラーメンでした。 当時の売れてるラーメン店のとんこつは、本物ではない、偽者が横行していたらしく、(今でもそうでしょうけど)そのことに憤慨した筆者が、「本物の博多とんこつラーメンを東京で流行らすぞ!」と、自らの店をオープンさせ、繁盛するまでの紆余曲折を丁寧に書いています。
やはり、成功者だけあって、目線がニュートラル、フラットで厭味がないですね。 常識、礼儀、気配りを常に心がけている人だし、かなりキチンした人です。
なんでんかんでん食べたいなぁ・・・。
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