本書は大隈重信の公開霊言をまとめたものである。
大隈重信と言えば、立憲改進党を設立し、総理大臣にもなった
初めて政党内閣を組閣した人である。また、東京専門学校
(現・早稲田大学)を創立し学長を務めた人でもある。
つまり、政治家でありながら教育者でもあった方なのである。
学校設立と言えば、慶応義塾を作った福沢諭吉を思い浮かべる
が、福沢諭吉は教育者であるが政治家ではなかった。その意味で
言えば、より多くの仕事をなした人と言ってもいいだろう。
本書の中で大隈重信はスケールの大きな政治論と教育論を
展開している。現代の諸問題についてもかなり勉強されて
いるようで、日本が向かうべき方向性を指し示していると
言っても過言ではないだろう。
そして幸福実現党が向かうべき方向についても言及している。
あとがきにもあるように方向性はハッキリと見えている。
それは宗教改革、政治改革、教育改革である。
そして新しい経営思想を打ち出して日本を発展させることである。
福沢諭吉による「新学問のすすめ」も良かったが、本書はそれをも
凌ぐ奥深い硬派の内容である。
是非多くの政治関係者並びに教育関係者に読んで頂きたい良書である。
よく無駄にネット住民からは 所詮私大などとバカにされる早慶ですが 実際は東大京大は別格として 名実ともに他の難関国立大とも遜色ない またはそれ以上の存在感や実績を示し続ける早慶の徹底特集号です なんだかんだ日本人は気になるんです この私大の2大巨頭が笑 早慶というフレーズを知らない日本人はおそらく少数でしょう
早慶ブランドに少しでも興味がある方ならぜひ手にとってみてください 非常に楽しめる内容です あんな人からこんな人まで一目でわかる早慶出身の政財界 芸能界 スポーツ界など各分野の著名人や 各キャンパスの伝統建築、学食の紹介から 年間の主な行事表など約70ページ以上が早慶関連の項目で埋まってます あまり堅苦しくないのでさらっと読めて非常に面白かったです
しかし早慶受験生は受験終了まで読むのは控えましょう 受かれば何度でもにやにやしながら読み返したくなるバイブルのような雑誌であり 逆に落ちた受験生が読むと破り捨てたくなる衝動にかられるような内容しか書いてない雑誌です笑
緻密で正確な調査とそれを表す堅い言葉のおかげで、読みながら思い描く福沢や大隈の人間像が鮮明でした。 とても不思議なのですが、二人とも何処かしら「愛すべき人物」的な印象が残ります、その時代、そこに生きた人々を深く知るためには静かな愛の心でじっくり寄り添うことが必要なのだと池田勇太先生の文章から教えられました、次からの著書も楽しみにしています。 川柳もどんどん発表して下さい。
歴史上、優秀な人物とされながら、なぜか不遇だった人がいる。
逆に、今日からみて疑問符をつけたくなる人物が、なぜか当時は、
カリスマだったこともある。
それらを説明する一つのカギは、やはり話し方であろう。
高橋是清や中野正剛は、その話し方を聞くと、
なんとも聞き取りにくい、妙な話し方をしている。
人物や見識には大いに評価すべきところはあったが、
両者とも最後に非業の死をとげた。
逆に、松岡洋右や近衛文麿は聞き惚れてしまうと言っていい。
内容を十分に吟味しなければ、彼らこそ困難を解決できる
英雄だと思いたくなるような見事な話しっぷりである。
だが、その後の彼らが導いた結果は言うまでもない。
今の時代も、なぜか正しい意見が認められず、
間違った意見が幅を利かせることはあるだろう。
歴史上の人物の話し方や声の質に触れてみると、
なぜそのような理不尽なことが起きるのか、
その一端を知ることができるのではないか。
その意味でもこれは貴重な音声資料を集めたCDであり、
値段以上の価値がある商品である。
同シリーズの皇族の建物がすごくよかったのでこちらも読んでみた。
同じ明治大正時期の建物でも、皇族のそれと元勲のものとは全くたたずまいが違って
すごく面白かった。基本的に明治政府の元勲は元々有力藩の人(武士)ってことを考えると
公家の家と武士の家はこんな感じに違うだろうな、と想像はつくのだけど。
想像以上にはっきりと二者の建物が違っていて面白い。同じ時期に生き、どちらも
同じように海外生活をしている人が多いというのに。
どちらがいい、悪いではない。どちらもいい。他のシリーズも読みたいと思った。
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