メープルシロップ大さじ2だけでどうなの(^^;?と、疑りながらも作ってみたらちゃんと甘味もありザクザクしたクッキーが出来ました。全粒粉がなかったのでパン用のライ麦粉。油も開封仕立てのサラダ油で。 まとまり難ければ水を足し長めに焼くなど気負わず身近な材料で作ってみては?高い材料を揃えるのは作り慣れてからでも良いと思います。 はじめは立読み暗記で2、3度作ってから本を買いました(^^;
子ども時代から30歳を過ぎた現在までの、同級生から年上の女友達、おばあちゃん、そして場合によっては男友達や犬・猫も含めた「ガールフレンド」たちとのかけがえのない瞬間、さりげない出会いと別れとが、抑えた口調で描かれた久々のエッセイ集。
居場所もつるむ相手もいなくて、意外にも疎外感に悩んでいたらしいオリーブ少女時代、ポスターの宇多田ヒカルと「妙齢感」を競ってしまう最近……。これは知っているあの娘だ、学生時代のあの子とおんなじ、もしくは自分に似ているかもとクスリと笑わされるかと思えば、なにげなく島尾敏雄・ミホ氏の名が出てきて、思いは一挙に彼女が受け継ぐDNAに飛んでいく。
奄美の自宅で一人亡くなったミホ氏の愛犬を探しあぐね、「ため息が腕にかかって、汗の跡がひんやりした」と表現する感性。自分の部屋をかたづけていて、「いつかわたしがいなくなった時、わたしを囲むこのガラクタが代わりに息をしてくれるかもしれない」と夢想する思い。彼女のブンガク的未来には、ますます期待を持ってしまう。
心地よい流れに身を任せているうちに、彼女の思い出、生活風景がこちらの頭に鮮やかに映し出されてくる。でも、巻末にあるように作品の一部はフィクションらしいから、そこにはキッチリ作家的な意図も入っているのだろう。特別にドラマティックなエピソードはないのに、読み終えたという満足感に気持ちよく浸らせてくれる不思議な作品集。
ラジオ番組が映画化!こんな企画映画が面白いハズはない。でもタマフル信者だから買っちゃう。と期待せず観たのに、面白かった。リスナーだから五割増しだけど。入江悠監督の手腕に驚いた。 リスナー以外だと星ひとつかな、、
おじいさん(故・島尾敏雄氏)のこと、おばあさん(島尾ミホ氏)のこと、お父さん(島尾伸三氏)のこと、お母さん(潮田登久子氏)のこと。アノ島尾家の話題が書いてあるのだな、と興味本意で読み進めると、いつの間にか「何があったか」よりもしまおさんの文章の繊細さに、涙。唯一の恋の話が失恋話なのがまたよかった。失恋したての女の人なら、ザワザワする胸にソっと手を当ててくれるような、そんな素敵にリリカルな物語でした。フツーじゃないことをフツーに書けて、フツーなことをフツーじゃなく書けるのは、しまおさんの視線のブレなさのせい? あの大きな目で、ちょっと引いて、そして、じっと、じっと、いろんなことを見てるのかなと思うと、見られている方はちょっとコワイカモ。 それだけ手強い観察者です。しまおさんはこれまでの軽いタッチとは一変、はじめての本格エッセイとのことですが、今後もこういう文章を読みたいです。小説も...!?
今は休刊中のoliveの名物連載だった、あの「ひとりオリーブ調査隊」が本になりました! コーネリアス、市川実日子、アラーキーなどなどのサブカル界の神様みたいな人たちや かわいい雑貨たち、おいしいおやつたちを調査(というより一緒に遊ぶ?)して、 しまおまほ独自の視点からゆる~くレポートしています。 元・オリーブ少女じゃなくても↑このへんがお好きなら、十分楽しめると思いますよ。 書き下ろし(調査下ろし)ももちろんあります。
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