「未知への飛行(FAIL-SAFE)」は「十二人の怒れる男」と並ぶ社会派の名監督シドニー・ルメットの代表作です。キューバ危機で世界中が核戦争の恐怖を肌身に感じた後、ホット・ラインが設置された一方で、より強化された核戦略態勢の下、東西両陣営が神経をすり減らしながら対峙していた頃の恐怖と悲劇を描いています。相互不信に呪われているような軍人たちと、硬直した軍事システムを背景に、なんとか破局を避けようとする米大統領とソ連首相の、ホット・ラインを通じての息詰まる駆け引きが全編の柱になっています。大統領役のH・フォンダはもちろん、「かわいい魔女ジニー」でコミカルな役を演じていた通訳役のラリー・ハグマン等の迫真の演技が光ります。「十二人の怒れる男」を凌ぐ、圧倒的な緊迫感に息をするのも忘れてしまうほどです。戦争映画、あるいはSF映画の最高傑作の一つだと思います。 一方、「駆逐艦ベッドフォード作戦」も核の恐怖を描いていますが、R・ウイドマーク演ずる艦長の狂気とS・ポワチエ演ずる記者の理性を対比させながら、やはり息詰まる緊張感の後、ショッキングな結末を迎えます。核の恐ろしさ以上に、人間の狂気の恐ろしさを描いている名作だと思います。他の3作品ももちろん傑作ですが、やはり以上の2作品が傑出しているように思います。決して「過去」の作品ではなく、作今の国際情勢から鑑みても、現代必見の作品ではないでしょうか。
コレの良さがわからないなんて可哀想。
やはりCG世代には本当の怪獣映画の素晴しさが分らないのでしょうね。
怪獣映画を一から勉強したい人は必見。
この映画の重要性がわかると思います。
映像も綺麗!
日本海軍の駆逐艦を歴史的に紹介しつつ、 実際に販売されているキットをどう改造するかが、細かく書いてあります。
姉妹艦の中でも、自分の目的の艦を作るのに、どう作ったらいいのか 具体的にな改造方法や、姉妹艦の違いが写真や絵付きでたっぷり書いて有ります。 キットを簡単に改造するにも、自分でパーツを一つ一つ作るにも、 どう作ればいいか考えるための良い材料です。
コラムもあり、各型式の歴史や、戦術、水雷戦隊についても書かれていますが 内容的には、やはり模型作成のためのビジュアルガイドです。
もう少し作りがいがあればいいのですが非常に小さなパーツも多く流石タミヤだと思いました(・∀・)
タイトル通り「幸運艦」と呼ばれていた駆逐艦「雪風」に関する戦記である。開戦当初のフィリピン戦から始まり、スラバヤ沖海戦、ミッドウェー海戦、ソロモン海戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、坊ケ崎海戦等、「雪風」が参加したほぼ全ての海戦を網羅している。本書は、著者である豊田氏が海兵68期出身者であることを生かし、旧海軍関係者から豊富な取材を行っている点に特徴がある。現場を体験した生の声が収録されているという点では、本書は貴重だ。
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