ドラマ化の話は知っていたものの、あまりTVを観ないもので
いつやるか把握できないまま、観たのは結局DVDになってからでした。
感心したのは、「ビジュアル的に原作に合って野球ができる若い俳優」
といって募集をかけたら、よくまあぴったりの人たちが集まったものだ
(個人的ベスト3は球七と球八、バロン森)という事と
あんな長い原作が9話で収まるのかと思ったら収まった事でした。
(すばらしい!!)まとめ方も気に入っています。
本題のアストロのBGMについては
10月に入って2回、TV番組のBGMで聴きました。
最初は2曲目を「世界ふしぎ発見」で、2度目はどの曲か忘れましたが、
数年前 DVD一度通して観ただけで覚えていたという事ですから
とても気に入っていた訳ですね。
「やっぱりかっこいい!!やっぱり買っちゃおう!!」となり、
4日間聴き続けました。ちなみに今も聴いています。
奥慶一さんによるテーマは勇壮でほれぼれします!!
(ほれぼれする曲というのも珍しいと思いませんか?)
BGMとしては非常にメロディアスな曲が多く、楽曲としても印象的で
主旋律がはっきりして一緒に歌えるような曲が多い、と思っていたら
解説書に、そのような注文であった、と書かれていました。
またピアノが目立つ曲が多いな、と思っていたら、
ちゃんと解説書にピアノを弾いていらっしゃる写真が。
すなわち、ピアノ部分はご本人の演奏です!
作曲者ご本人の演奏が聴けるとより親近感が沸くので
私は好きです。
またこれも必須 勇ましい怒髪天作・歌の応援歌および
うって変わって寂しげな変奏も入っています。
こちらは純日本的なメロディですから。
熱い曲ばかりでなく クールな曲も入っていますよ。
とにかく非常に印象的なこの「アストロ球団」
ドラマを知らない方が聴いたらきっと観たくなると思います。
原作漫画を夢中で読んだ者にとってこういうものができるとは!製作者のこの作品に対する思い入れがビンビン伝わってくる絶妙のキャスティングが凄い。特にデビット伊東演ずる氏家慎次郎には思わず涙!
どんなんなるんだよ?と原作マンガを知る人には、不安と期待が大きかったとおもいますが。出来ちゃったんですね。結構。しかも役者さんがそれぞれ!うんうん!裏切りはなし!投げるし、飛ぶし、長島さんなんて、ちょっと、え?現役時代の姿で復帰?くらい似ていらっしゃる!原作が連載された当時の時代をかなり大事に細かなところにも気配りされて、作られている!製作スタッフの皆さんのアストロガッツが、ここに。満点でないのは、この時点では球一さんの足の上がりが足らないからです。髪型もみんな、やってくれてますよ!見所満載!
2005年にまさかのドラマ化が実現した「アストロ球団」のドラマのメイキング本なわけですが。
出演者やスタッフのインタビュー中心の構成でなかなか興味深い話が聞けたし、それはそれでいいんですけど、ドラマの中で重要なウェイトを占めた特殊撮影やCGのメイキングについても(コラムと言う形ではなく)もっとページを割いて紹介して欲しかった気がします。
という事で星4つにしましたけど、本の内容は文句なく面白いので、これは限りなく星5つに近い4つです。
アストロとビクトリー両球団の対決の中盤編。
各登場人物がそれぞれの生き様を曝け出して燃え尽きようとしています。
もはや超人か否かは関係ありません。いきなり序盤での敵軍ピッチャーの散り際は、いまや伝説となってます。
観客たちの声援がイデオロギー地味てるのは、どことなく時代が感じられます。
荒唐無稽さが気になる人は第4巻までは買わないでしょう。
だからこそここまで読んでこれた人には、この作品から学べることも少なくないと思います。必死に生きてる人間はそう簡単には死にませんし、自分の思想を他人に受け入れてもらうには、まず有言実行して見せないことには始まらないと云ったところでしょうか。
欠点をあげるならば新魔球です。スカイラブ投法と違って生みの苦しみが描かれていないので、感情移入ができませんでした。ネーミングもいまいちです。
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