謎のウォンバットおんくんのお気に入り雑記帖

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アストロ球団 第五巻 [DVD] 私が小学校の時に、少年ジャンプで連載されていたマンガの実写版です。
伝説の名投手、沢村栄治の魂を宿した体にボールのアザを持つ9人の超人たちが、アストロ球団というチームを作って、メジャーリーグに挑戦すべく立ち上がるというストーリーなのですが(まあ、南総里見八伝の野球バージョンでしょうか。)、当時は、毎回、登場人物の色んな秘話が出てきたり、思い出話が出たりで、一球投げただけで一話が終わるという展開の遅さだけが話題のマンガでした。

それが、どういうわけか、アニメではなく、最近、実写版でやっていると知り、さらに、ナレーター兼出演者としてあの古田敦也さんなども出ているということで手に取ったのですが、他にも66歳の千葉真一御大も相変わらずお元気で、飛んでいるヘリコプターの上に身を乗り出して大見得を切ってました。

ただ、時代設定が昭和47年の割には、出ている役者が今どきの8頭身の平成の若者だったり、そのくせ、超人たちのポーズは、原作に極めて忠実に再現されており、「こんな不自然な立ち方あるかい!(笑)」や、CGを駆使した「ありえねー!」プレーの連続だったり・・・。

最初は今時珍しいベタなシーンの連続に、家族で、「これはないよ!」と笑っていたのですが、段々と見ているうちに親子ではまってしまいました(笑)。
やはり、男というのは、こういう「ありえねー」映像にも関わらず、「今どき無いよ!」的なベタな展開であっても、何だかこういうものには理屈抜きに反応してしまうものなんですね。
こんなの現実には・・・なんて考えていても、有り得ない!って思っていても、幼子でさえも段々、口数が減ってくる・・・。
男って、どうにも単純因果な稼業だよな・・・と思わされるほど、理屈抜きに感じる物があった作品でした。

逆襲!パッパラ隊 1 (IDコミックス REXコミックス) あの松沢夏樹の代表作、突撃!パッパラ隊の続編です。
前作から200年後ということで、旧作のキャラはあまり出てきませんが、本質的にノリは同じです。
前作の終盤はどうもギャグが上滑りしてつまらなく感じました。
ですが本作はキャラ数を抑えて前作中盤程度のノリで進んでいき、何も考えず最後までスチャラカ気分で読んでいけます。
旧作との直接的な関連はないので、旧作を知らなくても十分楽しめると思います。
ただ、ギャグのセンスが90年代なので、最近のギャグになじんでいると寒く感じるかもしれません、まあそこがいいんですがw

前作では女の子も徹底してギャグ要員で、あまり可愛さなどを追求してはいなかった気がしますが、
近作のメイン4人は普通にめちゃ可愛いです、てかロリデコ妹とか金髪ロリツインテとか最近の風潮に迎合しすぎです松沢先生w

センチメンタル・アドベンチャー [DVD] クリント・イーストウッド扮する、夢をもった破滅的な男が、ナッシュビルへ行ってコンテストに出場することを夢見て、甥(イーストウッドの実子)、その祖父と一緒に、様々な人々に出会いながら、旅を続けていくロード・ムーヴィー。

レコーディング中、酒で胸がダメになり声が出なくなるのを、主人公の後を受けてバックで演奏していた人が引き取って歌い始め、その曲がそのままレコード化され、映画の中では甥役の実子カイル・イーストウッドが、その歌を、背中に聞きながら、これまで叔父とともに出会った様々な事を思いながら、これからの人生に前向きに進んでいく。

「ブロンコ・ビリー」とともに、クリント・イーストウッドが本当に撮りたかった映画だと思います。


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