この本は、「日本語教師のための」というタイトル通り、異文化理解を日本語教師という立場から考えようとする人に適した入門書です。
楽しいマンガで具体的な状況をイメージしながら、豊富なセルフチェックで問題を自分にひきつけて考えられるようになっているため、非常に読みやすく、わかりやすいと思います。
私も長年日本語教師を続けていますが、実際に教室で体験し、戸惑ったことのある事例が数多く取り上げられており、その対処法は大いに参考になりました。
でも、この本の素晴らしいところは、そうした対処法を読んで満足するのではなく、自分ならどうするかという視点を養ってくれるところです。
現職の教師はもちろん、これから日本語教師になる人にもお勧めしたいと思います。
まだ最初の部分だけしかやっていませんが、怪しいパンダが発音の手助けをわかりやすく、日本語だったらこんな場合に発音するんだというのがイラストと文章で教えてくれます。説明文だけでは判らないことありますもんね。 中国人の友人に中国語を習いたいと言ったら発音の大切さをよくよく聞かされました。ニーハオとか会話の練習より、最初は発音だっていうことです。 最初にひと通りCDを聞きましたが痒いところに手が届くと言うか、例えば5つの同じ発音練習に、5つまず聞かされ、その後に5つの中の一つずつ練習すべき音を聴かされます。これはまだ私のやってる部分のもっと後ですが・・・。今のところ男性→女性の順番で感覚を空けて発音してくれるのでその間に自分もリピートできる余裕の録音です。 これから中国語に取り組みたい方は、まず発音ありき。それで一冊の本になるくらい大事だと思いつつ、今日もやっております。
今度、台湾に行こうと思っているので、なんか楽しい旅のエッセイマンガがないかな、と思って見つけたのが、この本でした。
これが、当たり!って感じ。小道迷子さんとチャンさんの個性が出ていて、素食(ベジタリアン料理)という切り口から、台湾という国の雰囲気が表現されています。
とってもおいしそうなので、「絶対食べたい」と思ってしまいました。
残念なことに、料理の写真も黒白で印刷されている部分が多く、そこだけはわかりにくいのですが、ネットで公開されているので、それについてはそちらを参考にすればいいと思います。
漢字たった一文字の意味を知るだけで、台湾がぐぐーっと楽しくなる。そんな小さいけれど、役に立つネタが読みものとしても楽しいです。 風習やマナーの由来はイラストを使って簡潔に説明されていて、読みやすいのに中味は濃い。 縁結び寺のお参りの仕方や、おみくじの引き方など、「へー」の連続。 もう一度台湾に行きたくなりました。 ただ、イラストでページを割いているため、ネタそのものの数は少ないのが残念。 あっという間に読み終わっちゃいます。
日本人は海外に行くと「郷に入っては郷に従え」の精神でそこのルールに従おうとする。 中国人は海外に行っても振る舞いたいようにふるまう。 日本人は迷惑をかけないことを是とし、中国人は我慢しないことを是とする。 近くの国であっても価値観はかなり違うのだなぁと思った。 そして、中国人が謝らないことについて少し苦々しく思っていたのだけれど、それは 誤解であり、何もフォローしないわけではないことも知った。 でもやっぱり日本人としては謝ることで貸し借りなしにしたい。 紹介内容がちょっと少ないと感じたので星を一つ減らしました。ごめんなさい。
中国人には豪華弁当のもてなしは好まれず、温かい料理が一番。餃子、ラーメンはご飯と 一緒には食べない。豆腐料理は失礼にあたる。質より量が大事…。 親しい人にニイハオ連呼は失礼にあたる、などなど。 空気を読もうとしすぎる日本人が特殊なのかなぁ?
|