本の帯に「死ぬな、読め!」と書かれている通り、どんな辛い状況になっても、生き延びるための知恵が満載されています。 「労働がキツイ」、「生活がヤバイ」、「孤立がツライ」、「世の中がオカシイ」と感じている人には、まさに生き延びるための必読書だと思います。 お金がない人は、図書館で借りて読むのもいいと思います。 とにかく、生活が苦しい人、世の中がおかしいと思う人は読んでください。 絶対、損はしないと思います。
刑事の妻が暴力団幹部と逃げるという衝撃的なストーリー。暴力で全てのかたをつけようと決意し警察を辞め狂犬となった男(原田芳雄)と暴力団幹部(高橋悦史)と逃げる刑事の妻(大谷直子)のある意味悲劇的な、演歌的な(決してスタイリッシュではない)ラブストーリーをハードボイルドタッチで描く。
刑事の妻が一瞬の気の迷いで暴力団幹部との逃避行に絡み、どんどん落ちていく様が悲哀に満ちており、その姿を眺めながら復讐の炎を燃やす原田芳雄の姿もまた悲しい。
10代の頃にTVで予告編を観て漁船で逃げる高橋悦史と大谷直子を見て生々しい男と女の姿が強烈に印象に残った。
原作が藤本義一でストーリーはしっかりしているものの、北海道から鹿児島までの復讐の旅のなかで高橋悦史に繋がる人物と出会うがこれが偶然なのか計画的なのかがわからず、この点のリアリティが欠如している。また、清水章吾演じる同僚の刑事が最後まで原田芳雄を野放しにしている(むしろ助けている)展開も現実的ではない。
とはいえ、大谷直子の文字通り体を張った演技も見ものだし、70年代の実録風な描写で、悲劇的で哀愁に満ちた展開も味わい深いと思う。
なんとも感情が二転三転、四転する作品だ。 放射能という見えないミサイルが飛び交う町で、どうしようもなく右往左往する人々の心情そのままが観るものに乗り移るかのような感覚。 園子温の一見チープに見える独特の映像演出に、実はそれこそが真理ではないのかと思わせられるエネルギーが溢れる。 津波にさらわれた後の雪の降り積もる大地を「一歩、一歩。。。」と行く若者の説得力には深く頷くばかり。
前作「ヴィオラ・ブーケ」は愛すべき小品集でしたが、このアルバムは既に
その域を超え、ヴィオラのリサイタルをまるまる二夜聞くような広がりと
密度があります。花束じゃなくて花園ですね。
このアルバムの特徴は、ヴィオラ四重奏のためのシャコンヌ(原曲も別トラックに
入っています)もさることながら、主にイギリス系の作曲家が採り上げられている点に
あります。バッハ以外は全てイギリス系の作曲家で、独特の空気感や陰翳を、
微妙な音色の変化と細心のアゴーギクで描き出して行く今井信子の妙技が楽しめます。
特にクラークのソナタは、これだけでもアルバムを買う価値がある程の名曲・名演です。
今井信子はヒンデミットの無伴奏でも名演を残していますが、ここでも
バッハとペニリオンで気魄のこもった音を聞かせてくれます。
これはいい選曲ですね〜
ジプリに思いっきり弓引く名曲「アルプスの少女ハイジ」が
はいってますね。この曲は最高のパンクです。
テレビ、ラジオでの放送は無理だと思いますがぜひ一回
聞いてみてください。
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