ギャンブルこそそうであるが、希望の船に乗り込んでいる彼等は正に人生の航海に乗り出しているとさえ思える。 カイジのモノローグが多いがよくぞあんな短い時間で策を練れるもんだ。 命と金がかかっているからなんだろう。
幼い頃見たキャプテンハーロック。それが今の時代に大幅にバージョンアップして帰ってきた!これは買いです! 昔のハーロックが好きだった人にとって大きな障害と思われているものとして、声、キャラデザがあがりますが、山寺宏一さンの声も新しいハーロックとしてガッシリはまってます。違和感なし! キャラデザの結城信輝氏の個性が松本作品に合わないんじゃないの?と言う方にも大丈夫!若干結城カラーが出ているのは女性のみです。男性キャラは洗練され、カッコいいです!村井さだゆき氏の脚本もしびれます。 特に劇場版「999」の雰囲気が大好きな人にはたまらない極上のドラマになっています。りんたろう監督の実力はこのページを見ている人なら言わずもがな、です!オススメです!全13巻が待ち遠しい!
久々に見て圧倒されました。八重が犬飼に感じた気持ちは、およそ女が男に持ちうるもっとも強い感情でしょう。その感情には大金をもらって苦界から一時的とはいえ救ってもらった感謝と、男という性を持つ犬飼への動物的な執着と、そしてこの男の身を案じる姉のような愛がある。この三種類の感情は10年の間、彼女を一時も去ることはなかったと思います。そしてそれはいつの間にか彼女の生きる証しのようなものになっていったと察せられます。おそらく八重はたとえ自分が地獄の業火で焼かれることになっても、犬飼を「売る」などということは金輪際なかったに違いない。悲しいかな、犬飼にはたった一度の関係で女というものがそこまでの気持ちを持つことができるなど想像だに出来ないことだったのでしょう。彼女が「犬飼さん」といって現れたとき、犬飼の目にはこの無垢な女の顔が地獄からの使者のように見えたことでしょう。
この作品は「人間の業」を描いた名作として名高いですが、私が今回感じたのは強烈な女の性です。そしてそれを描ききった水上氏、内田氏、そして左幸子には畏敬の念すら覚えました。
それにしても本物の人間が登場する邦画を見るには、昔の作品をチェックしなければならないことが多い現状。寂しいかぎりです。
KinKi Kidsの近年のアルバムCDは、収録される曲順も工夫されていることを毎回感じさせてくれますが、本作は特に一曲目から最後の曲までの流れが聴いていて心地よい一枚です。一個一個の曲の存在感も大きいのに、アルバムの中にこうして配置されてより曲の魅力が引き出されているのがすごいところ。1曲目のArabesqueから9曲目のビロードの闇まで流れの途切れをまったく感じさせません。7曲目と9曲目ビロードの闇の間に挿入されたインスト、WATER SCREENが流れを途切れさせない上で効果的に効いています。底抜けに明るい、といった曲は9番までは無くて、ビロードの闇で一曲目からの流れが昇華して1つにまとまる高揚を見せます。
10曲目から13曲目までは流れからは逸脱しますが魅力ある楽曲たちのオンパレード。未完のラブ・ソングの壮大なスケールはQueenの楽曲を連想させてくれます。
小さい頃再放送で見た『銀河鉄道999』、そのときも楽しめましたが、意味のわからないところもけっこうあって、今になってみるとそこがまた深かったりなんかして、侮れない作品です。 レギュラーの鉄郎、メーテル、車掌さんの3人に加え、他の乗客やいろいろな星で出会う人々がゲストキャラでときどき登場して、濃厚な人間ドラマを形成していきます。 人生のはかなさ、戦わなければならないとき、命をかけてまで守りたいもの、そんなものをいろいろと考えさせられます。
ストーリーは、多分みんな知ってますよね。 西暦2221年、人間が「機械の体」を買える富裕層と買えない貧困層にくっきり分かれてしまった、貧困層には人権すら認められない、ディストピアな未来。 機械の体をタダでくれる星の噂を聞き、そこへ向かう銀河超特急999号に乗ろうと母と一緒にメガロポリスの駅を目指す鉄郎。 その道すがら機械伯爵に母を殺され、自らも凍死しそうになった鉄郎は、謎の美女メーテルに命を助けられます。 そればかりかメーテルは鉄郎に「銀河超特急999号のパスをあげるから、私も一緒に連れて行って欲しい」と、夢のような申し出をするのです。
第1巻はそんな2人の旅立ちの第1話から始まって、第4話までが収録されています。 確かに古くはありますが、じっくりと時間をかけて見てやりたい、そんな作品です。 オールドファンだけでなく、最近アニメを見始めた方々にもお勧めしたいですが…古いからアレかなぁ…。
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