'96年にリリースされた8枚目のアルバム。 '88年にリリースされた「Young Man Running」以来の本国カナダでプラチナム・アルバムを獲得するヒット(38位)を記録。 '90年の「Bang!」のカナダ24位、全米134位からの復活作品です。
1. Black Cloud Rain(カナダ2位) 2. Someone(カナダ36位) 3. Love Hurts(ロイ・オービソン、ナザレスで有名なカヴァー曲) 4. Third Of June(カナダ17位) 5. Simplicity 6. Tell Me(カナダ14位) 7. Angel Of My Soul 8. Sunflowers 9. Kiss The Sky 10. On Your Own 11. India 12. Third Of June (Boomtang Remix) (Bonus Track)
久しぶりに4枚のシングルが本国でヒットを記録。 '80年代中ごろのワールド・ワイドの楽曲とは言わないが、バラード調でとても気持ちが良い曲が並んでいる。 変わらない歌声で魅了してくれて、オッ!結構イイねぇ〜と思わせてくれたアルバムです。
「Jade」以降、新作を全く発表していないCoreyが、突然ベスト版を発売した。中身はかつての大ヒットや代表曲をひとつに纏めた感じ、ベスト版としてもベーシックな構成だ。Coreyの雰囲気を感じたい向きにはお薦めしたい。
彼の歌には魂の込められた力があり、どこか哀愁を帯びた切ない歌声と共に、聴く者の心に入り込んでくる。
最近はファミリーとの時間に比重を移し、ミュージックシーンからは遠ざかっている感のあるCoreyだが、ベスト版発売を契機にまた新作を携えて戻ってきて欲しい。
自分の犬と今まで以上の一体感をえるための方法として一緒に救助の現場に立って見たい、と思う人は多いと思います。そんな方に是非読んでいただきたいと思います。言い様のない充実感がそこにはありますが、それ以上に過酷な訓練(犬にも人にも)や、費用や危険リスクの持ち出し、無意味な時間の拘束等、現実的な部分も見えてきます。米国の本ですが、日本でも本質は変わらないのではと思いますので、そういったところも是非。
本書は戦勝国側の視点に偏ることなく日本側の資料、証言も豊富に取り込まれており、より詳しく『戦場の実態』を知ることができる。インタビューによる兵士個人の回想が多く用いられている点は他書にない圧倒的リアリズムを生み出しており、著者の地道で継続的な取材力に頭が下がる。対米戦の意識が強い南方諸島での戦いでオーストラリア軍とここまでの戦闘を行っていたことを知る日本人は少ないだろう。ここには現代の官僚主導政治と同根の軍部支配層の責任の所在の不明確化、本来の目的を放棄した自己目的化、客観的評価基準の喪失がいかに多くの兵士の命を無意味に奪ったかが記されている。作戦の無謀さ、情報のなさ、補給物資の欠乏、制空権・制海権の喪失、マラリアなど風土病の蔓延等、いかに多くの日本の兵士たちが本来の戦闘以外で死亡したかがリアルに伝わってくる。本書を通じて戦後65年以上を経て自らの権益を守る為には国民を犠牲にすることに何のためらいもない国家の本質が変わっていないことに憤りすら感じた。一方、このようなココダの戦いの真実を通じて多くのオーストラリアの現代の人たちが『戦争の真実に向き合い』日本への理解を深めていることは大変意義深い。その姿は反日でも親日でもなく同じ人間として事実に向き合う真摯な姿であり、日本でもこのような著書を戦争を知らない多くの人に読んで欲しいと感じた。
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