TBS編、フジテレビ編を両方聴いてみると・・・・
TBSは麻倉未稀さん、フジテレビは椎名恵さんが歌っているのが多いですね。
両方の局に共通していえるのは、ドラマを盛り上げる曲をとても上手に選曲しているという事。
何十年たっても曲をまだ覚えているということは、単に主題歌というだけでなく、曲そのものもいい曲であるという事でしょう。
TBS編もそうだが、曲を聴くとなぜかテンションがあがる気がする・・
これを読んだのが谷山浩子の最初です。
谷山浩子〜は、もともと歌手だったーとのことなのですが、なかなか良い児童書を書かれています。 というか、これを読んだら凄いはまっちゃいました。
しかし、結構絶版本が多い多い・・・・。もちろん、絶版だったのでamazonで色々と中古で購入しました!(ありがとう!)
本の話に戻ると、主人公はとある一人の女の子。 少女なんですが、その周りには不可思議な生き物(静物ともいえる)がでてきます。 ん、キミはあれか?もしや、美女と野獣で魔法にかけられていなかっただろうか。 頭が時計でできてる少女、手足以外はお魚の形をしているお魚くん。 そんな時計頭の少女は、時計の館を探しているという。
こっちよ、こっちの方角なの。鎌倉のほうよ。ニオイがするわ。
みたいなことをいってくるわけで。
舞台が日本なのに、不可思議な外国のような異世界の雰囲気を漂わせている。 が、しかし、子供向けのファンタジーだね、というような甘ちょいものではなく、 ちょっと不気味で、ホラーなテイストもある。そんな独特の雰囲気が凄い良い。 話が進むにつれて、何故だかいきなしな展開も受け入れちゃうようになってきます。
映画の中で使われなかった曲なども入っているのですが、使われた曲と比較すると、絞り込みの過程が見えて非常に興味深いものがありました。例えば、主題歌の歌詞の2番に少し無理があるところ、映画では捨てています。また、12曲目の「愛をこめて。海」は、完璧に主題歌級のクオリティで、聞いていて涙が出るほどですが、おそらく歌詞が少し写実的すぎるというところで、あえて捨てたと思われます。これだけのレベルの曲を、映画の中で使うことを考えて、絞り込んで捨ててしまうには、すごい実力がいると思います。そういう意味で、制作者たちの凄さがよくわかります。ただ、サウンドトラックの方がもう一つのテーマソング「カルチェラタン」が入っていて、こちらは入っていないので、あえて星4つとしました。
でも、12曲目だけを聞くために買っても全く損はないと思います。
NHK「みんなのうた」で育った私には、大好きだった「まっくら森」の絵本が放送から18年近く経ってから出版されることが驚きと共に、感動でした。この物語を背景にあの名曲が生まれたのかと思うと、感慨深いものがあります。
今回は、目が飛び出るような曲はありませんが、谷山さんらしいところは表現されていると思います。
そして聴きやすいメロディーで、いつのまにか、体にしみ込んできます。
何かが空を飛んでくるはなんと相曽晴日さんたち3名がコーラスはいっています。
きみのともだちは、しっとりした語りで歌われていて、深い。
夢見る力は、活き活きとした曲。谷山さんではこの曲調はめずらしいですね。
つぎは、怖い〜怪しい〜シュールな曲も作ってほしいですね。
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