80年発表、デヴィッド・ポメランツの4thアルバム『涙のくちづけ』。 今回紙ジャケット仕様で世界初CD化された本作。 紙ジャケはE式シングルジャケット。内袋付き。 内容としてはまさに極上のAORで、 今までCD化されていなかったのが信じられないほどの名盤です。
本作収録の「オールド・ソング」はフジテレビ系ドラマ『成田離婚』で 挿入歌として使われていたので、聴いたことのある方も多いはずです。 また、何よりそのドラマでは本作のLP盤が重要な役割を持ったアイテムとして 物語の中にたびたび登場しました。
そのため、ドラマを観た方は本作のジャケットを見ただけでピンと来たはず。 私も以前そのドラマを観ていたので先日店頭で本作を見かけた際、 “あれっ?このジャケはもしや‥‥?”と思い、即買いしてしまいました(笑)
また、今回歌詞をじっくり読んでみて「オールド・ソング」の歌詞が 『成田離婚』のストーリーにマッチしたものだったことをはじめて知りました。
“火の灯ったキャンドル。冷えたグラス。”
“やり直すチャンスが欲しい。 でも、もし僕の思惑だけで彼女の心の扉が開かなかったら、 あの頃の思い出のシングル盤をかけてみよう‥‥。”
“どうして僕らは別れたのか。 あの頃の歌があの頃の記憶を呼び戻してくれたら 彼女は僕とやり直す気になってくれるかもしれない。”
ドラマを観た方なら、二人がマンションを去る最後の夜に このLPをかけながらグラスを飲み交わす場面がすぐに浮かぶと思います。
「オールド・ソング」1曲のためでも十分買う価値はありますが、 他の曲もそれに負けないほど美しいバラードや、ポップなロックなど聴き所は満載です。 買ってまだ数日ですが、個人的にはボズ・スキャッグスの『シルク・ディグリーズ』と並ぶ、お気に入りのAORアルバムです。 音質も素晴らしいので、買って損はない作品だと思います。おすすめです。
ディズニーのいろいろな歌が入っています。私は5匹のこぶたとチャールストンと狼なんか怖くないが必要で購入しました。CDによって曲のアレンジが違うのですね。5匹の・・・は他のCDのほうがよかったです。 でもディズニーの曲をいつでも聞くことができるので、1枚は持っておいていいCDだと思います。
2006年知事選挙において長野県民は英断となるのだろうか?
本書では作家でもある前知事田中康夫氏がどのようにして長野県に民主主義を植え付けようと試みたかが作家らしく抑揚ある文脈で綴られている。
田中氏は本書で水平補完という言葉をを頻りにつかっている。水平補完はコモンズ(地元に根ざした人々から)の発想が源だ。これこそが民主主義の真の姿であり田中康夫のスローガンでもある「しなやかな連帯」である。
水平補完を実践するためには国をも動かさなければならないこともある。実(好)例がヤミ金口座の閉鎖であり、白骨温泉の入浴剤事件である。また新党日本の立ち上げでもあった。
田中知事初就任時に長野県は4年後には財政再建団体入りが不可避の状態だったといいます。県民にはこの事すら知らされてはいませんでした。また日本全国どこの自治体も似たような状況でしょう。なにしろ国自体が世界第一位の借金大国なのですから。
現在の長野県では県政の報道がほとんどなされてはいません。田中県政では連日のようにTVを賑わしていたメディアが口をつむるということはまた後戻りし始めているという疑念すら抱きます。
「オリンピックを開催」することが都民に夢を与えるという知事と、「信じられる日本」が民衆活力をもたらすと考える知事のどちらを選択するのものわたしたち自身です。第四の権力に翻弄されることがないようインフォームド・チョイスすることが大事です。
「トレンディー」ってワードがもてはやされていた頃の古き佳き時代を感じます。
ホイチョイお約束のノリではあるんですが、 地味な海中シーンやボートチェイスシーンが多いので、 「私を〜」に比べるとラブロマンス度はかなり低めです。
ストーリー自体もあまり面白くないかな〜。 原田知代さんと伊藤かずえさんの相反する親友設定はキャラ的にもピッタリでしたね。 ただいまいち原田さんの良さが活かされていないような? 何事にも醒め気味のこの時代に観てみると 時の流れをいやがおうにも感じてしまう作品です。
当時の若手人気俳優をそろえている感があって、内容にはあまり期待せず観ましたし、 確かに他の戦争映画とは違い、青春ドラマっぽい、あまり重たくない映画でした。 でも、当時の人を知らないので何とも言えないけれど、 若い人達だもの、お国のため…っていうのだけじゃなく、好きな人がいたり、家族のことを想っていたり、将来の夢があったり、そりゃいろいろあっただろうな…と思った。 その点は今の若い人と何ら変わりがないはず。 違ったのは、当時は戦時中だったということ…
登場人物たちが発するセリフに、時々胸がいっぱいになりました。
「俺達、(特攻に)行くことに意味があるんですよね?後で笑われたりしないですよね?」と問いかける隊員に、隊長が「いろいろと言われるかもしれないが、行くと言う意志を俺達が持っていた、そういう人間がいたということが重要だ。」と答える。
勝てるわけない…特攻なんてしても意味がない… そんなことくらい、きっとうすうす気づいてた人だっていただろう。
でも、それでも、日本のため・日本人のために、命を捨てて戦える、そういう人達がいたんだってことは、確かに重要だ。 「君を忘れない」というテーマに納得です。というか、私たちが、「君を忘れない」ことが責任と思う。
「この国が良い国になると良いナァ」というつぶやき、胸に突き刺さりました。
|