ただそれ以上感動だとか感銘みたいなものは無かった。 良くある上層部との軋轢だとか、陳腐な家族との愛情物語だとか。
途中のワイヤーアクションが見え見えで いっきに現実に引き戻されちゃって醒めた、ってのもあります。 ホントに飛び降りろとはいいませんが…。
国土地理院の前身であった陸軍時代の地図屋さんの奮闘を描く秀作。楽しくみるエンターテイメントというよりも、Project Xを、プロの俳優さん達で再現してみましたという感じの作品。 俳優さん、撮影陣がまさに命がけで剣岳でロケ。映像の美しさには、息をのむ。日本の四季は美しく、そしてきびしい。
黒部の太陽、富士山頂よりも、いっそうドキュメンタリータッチの作品です。その分、人間のドラマというよりも、自然と人間とのドラマ。 淡々と進む展開は、エンターテイメントを期待しすぎると、ものたりないと感じるのではないか。 仕事って、単純なようでいて、様々な葛藤を乗り越えて、達成するもの。結果がすごすぎると一般受けはしないもの。 亀山プロデユーサーが入っているので、エンターテイメントとドキュメントの違いは十分にわかったうえでの作品。 監督への敬意なのかもしれない。
おもしろおかしく楽しく見るのでなく、登山や自然相手の仕事師たちが、自然ってきれいだよね、時としてこわいよね、だから仕事をするフィールドとして、相手に不足はないんだよね、と美しい映像と、控えめな演技から再確認する映画ではなかろうか。 仕事師の心を洗う美しい映像を楽しむ作品としておすすめ。 宮崎あおいちゃんの篤姫笑顔がかわいい。仕事師の奥さんの笑顔としてピッタリ。
剣岳の測量を行った地図屋さん達のものがたり。明治時代には大変だったのだろうとおもいつつ、現代に登攀を繰り返して映画にするのも、実は命がけの仕事。 映画そのものは淡々と進められる、軍部、地図屋さん、ガイドさん、奥さんたちの物語。美しい日本の四季とともに、その美しさと厳しさを堪能できる。 まさに剣岳。
Webで公開されているメイキングが実は面白い。俳優さん、撮影陣が、現代装備とはいえ、やはり人力で険峰を登るしかない。それって足をふみはずしたりしたら、本当の事故につながる命がけの仕事。 ものすごい緊張感のなかでチームワークでアートを創り出す。しかも自然の気まぐれと微笑みを読みながら。 普段の私たちの仕事も、通常は淡々とすすめられるもの。それでも一歩まちがえたりすれば、大きな影響があるもの。 だからこそプロの技、仕事師としての仕事を達成し続ける必要がある。
映画で楽しみ、撮影陣に思いを馳せ、先人の汗と涙に感謝しつつ、我が仕事を見直して誇りをもってあたろうと決意する。 深く考えると、沢山のことをおもわせてくれる映像作品。 そんなことを考えたりせずに、とても綺麗な日本の大自然と、自然やライバル、同僚たちとの協業を楽しむ、というところに行きつく映画かもしれません。 平成につくられた、日本の誇る、日本の美しさを堪能する大作だと思います。
私は、復活の日から劇場で木村さんの映画を見続けています。 ですので、この本の映画の裏で起こった話が堪らないですね。 血気盛んな八甲田山の話も面白いですが、 彼の代表作「駅STATION」の話が最高です。 雪の情景を撮らせたら、世界一といっても過言ではないでしょう。 そして、高倉健さんファンも是非読んでいただきたいと思います。
通産省工業技術院地質調査所、コロンビア大ラモント・ドハティ地球化学研、
琉大に勤めた著書の試算によると富士山の噴火は2011年±3年、
「大雑把に言っても、二〇二〇年まで」。
東海/東南海地震は「二〇四〇年以降なら発生の可能性はあるが、いますぐ起きる可能性は低い」。
「東北、北海道での地震のシリーズが終わり、つぎに三宅島や大島三原山が小噴火する。
そのあとにやってくるのが、南関東の地震」。
「南関東の地震を読むときに肝心なのは、大島三原山の動向」。
「房総沖地震の時期は二〇一二年±三年と推定」。
首都圏直下型地震は「近い将来その可能性は低い」。
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