ザ・ベストテンをリアルタイムで見ていた世代なら決して外せないアーティスト、寺尾聰。
12週連続1位の偉業を称えど真ん中に設置された赤いソファーを、
年末のスペシャルで放送する度に「そうだったなあ…」と懐かしく見る。
あの頃はまだ「宇野重吉の息子」という言われ方をされていたが、
いつの間にか、故人となった宇野重吉が「寺尾聰の父」と言われるようになった。
武豊が「武邦彦の息子」から「父は武邦彦」に変わったように。
アレンジや演奏テクニックは素晴らしい。
しかしそれ以上に、元々声を張り上げて歌う人ではなかったとは言え、
四半世紀を経てもこれほどに衰えを感じさせない歌声の凄さ。
年齢と共にかつてのヒット曲のキーを下げ、もはやピークを過ぎた声量で歌う歌手が多い中で、
旧作と比較しても全く遜色のない声で歌えることには敬服するしかない。
(この人の場合は逆にこれ以上キーを下げられないのかもしれないが)
特に一曲目の「HABANA EXPRESS」のスピード感は鳥肌ものだ。
アダルトなカラーの楽曲が今の寺尾聰に違和感なくマッチしているのは言うまでもないが、
旧作の時だって、その頃の年相応のアダルトな雰囲気をかもし出していた。
つまり、この人はたとえ幾つになろうとも「寺尾聰」でいる、ということなのだ。
むしろ、年齢を重ねた分いい具合に力が抜けて、旧作より若々しく感じる曲さえある。
今年還暦(!)を迎える年齢だというのに…化け物かこの人は。
それを感じるためにも、是非、旧作との聴き比べをお薦めしたい。
旧作、新作を共にリアルタイムで聴けた我々の世代はとても幸運なのかもしれない。
自分が旧作の寺尾聰の年齢を越してしまっていることに、ノスタルジーを感じる。
内容に期待していたのですが、選手の自叙伝やらを読んでいる私にとっては
何も目新しい感じがありません。
過去の記事の寄せ集め+著者の選手に対する感想が書き連ねてありますが
好きな選手の章でも全く面白くありませんでした。興味のない選手の章は苦痛でした。
文庫本で安いので値段相応の内容というか、古本で読むくらいでちょうどよい。
ワカワカをラジオで聞いたのがきっかけで、購入しました。 私はあまりサッカー興味ないですが、アフリカっぽい感じのノリのいい曲がたくさん入っていて楽しかったです。
ケ・ナコという曲でず〜っとケナコ(時は来たとい意味だそうです。)と連呼しているのですが、ケナコがきなこに聞こえて、ちょっと笑ってしまいました。
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